タイムボックスを決めてから優先順位をしやすくなった

あるキッカケがあって、自分の残りの人生をこのくらいと仮置きして生きるようになった。

 

もともと、幼少の頃に、医師に合わせたい人がいたら呼ぶようにと言われた経験もしているらしい。なにぶん、小さい頃のことで記憶はさっぱりないのだが。あと、ある意味、進学や就職で環境を変えて、付き合う人が変わることで脱皮をしている感があるので、そっちでもやり直しているような気がする。

 

それはさておき、残りの人生を仮置きすると時間に対する区切りを持つようになる。時間は誰も同じ分を享受できる。自分だけ倍の時間を得ることはできない。

 

今までは今のままずっと続くものだと意識をすることなく消費していて、ときどき時間を大事に使っていた。このくらいと仮置きする事で、その時間に枠を嵌める。アジャイル開発でいうところのタイムボックスである。

 

仕事の時間、作業の時間ではなく、人生にタイムボックスを持つと無意識に優先順位をつけるようになる。不思議なことに投げやりになったりしない。どちらかと言えば、自分のやりたいことに忠実に意思決定をできるようになる。

 

今までならスルーしていたことを、残り僅かなタイムボックスの中での機会を考えて、だったらやろうかと。手当たり次第に食い散らかすこともなく、知的好奇心に惹かれる方に。

 

やりたいことがないとか、エンジニアとしての目標を持てないとか、キャリアパスを思いつかないとか、そういったエンジニアは、人生にタイムボックスを設けてみたらどうだろう。

 

直接的に結びつかないかもしれないが、間接的につながることをやる機会を作れるかもしれない。もしくは、子育てに全振りするのでこの枠は充電と決めてもいい。そう決めたら、次の枠の準備をしたくなるかもしれない。