スピード感を持って仕事をしたいなら
スピード感を持って仕事をするとか、自走するとか、仕事を自分事としてやりたいと思うなら、宿題を作らない仕事の仕方を覚えると実現しやすい。
やはり、これは現場の仕事だから現場にやってもらうとか思った瞬間から、スピードも無くなるし、自分で仕事をコントロールできなくなるし、他人事になってしまう。
ミーティングで意思決定をすることが目的なら、意思決定をした後のアクティビティまでざっと出して、期限と担当を決めてしまう。アイデアをディスカッションするなら、方向性、目的を共有までやってしまう。説明をするなら、その場で一緒に作ってしまう。
共通しているのは、ボールを渡さないということである。
ここで求められるコンピテンシは、何か。そこを押さえないと闇雲になってしまうし、場当たりすぎる。
その成し遂げたい仕事のゴールのイメージから逆算してあらすじ、台本を書けるようになりたい。
台本とは、台詞を言う役名の下に台詞がある形態のものだ。言い換えれば、誰にどの仕事をやらせたいかを考え、描いたように行動に影響を与えるものだ。
これには、行動に影響を与える対象に、台本を書いている自分も含まれていることに注意しなければならない。実現したいことは、自分自身から変えないと誰も動いてくれない。
自分も台本の中に入って役者と同じように役を持ち、自分のやることは自分でやるから、それを見て他の役者も同じように踊ってくれるのである。
自分だけ傍観者というわけにはいかない。何せ実現したい仕事の張本人なのだから。