自分の仕事のホワイトスペースを作れないと新しいことに挑戦できないじゃん?

何とかは風邪ひきませんと言うアレ、その何とかなのにまだ治りませんねぇ。でも、症状から考えるにもう少しで抜けそうです。
そう言えば、「天津感冒片」がいいらしいですが試したことが無いのでメモを残しておこう。


昨年、新規に作った研修の講座がありまして、アンケート結果も5点満点で4点台後半の高い評価だったので「今年も」とお願いされていて、断る理由もないのでハイハイと返事をしておりましたところ、研修の運営の中の人から「わたしが代わりに先生やるから」と突然メールが届いてビックリ。


不用意に返すのも、不愛想に返すのもアレなので、オファー元の責任者に「今年は中の人がやるんだ、じゃあよろしくね。」とやんわりと事情を聴きに行ったら「え゛」ってなって、どうやら事情を知らないらしく担当マネージャのところに二人してトボトボと歩いて行って聞いたら、ヤッパリ先走りっぽいというか、言葉足らずなお知らせっぽい。


「ほれ、このお知らせ見て。やるから、って書いてあるよ」
「違うんですよ、本人はその気になっているけどピンは無理ですから。」
「いやいや、その気になっているならまだ時間もあるからピンでやらせた方が良いよ。」
「研修品質の問題もあるのでそこは…。」


ワタシ、へそ曲げているわけでも、腹黒い会話しているつもりもなくて、ワタシの仕事は形ができたらお譲りしたい、と思っています。それが自薦で手を挙げてくれるなら願ってもないです。


そうしないと自分の仕事のホワイトスペースを作れません。


ホワイトスペースを作れないということは、新しい仕事に手を出したり、実験したり、検証したり、楽しそうな新しいおもちゃを探すことも試すこともできない、と考えています。


だから、特に渡したい仕事が共同作業なら無理してでもwikiにログを残したり、経緯を整理したり、作業の記録を付けておくんです。ここに記録はあるからこれ観てあとは宜しくね、と。


世間ではそこそこ擦れてきたアイデア、やり方でも属する組織では思いのほか隔世の感のある時間軸だったりすることもあるので、そうした組織内でまだ姿も形も無いところにそっと手を出して、勉強して、試してみるのが面白んですよね。


だって、そこにはゼロから1を作るクリエイティビティがあるもの。厳密には模倣ですけどね。ただ、属する組織内ではゼロですから。そして出来上がったものを自薦なり他薦なりで遺産相続していただける方は1を5でも10にでもしていただければ幸いです。