人の器を広げるには


心星ひとつ―みをつくし料理帖を昨日から読んでいて、今朝読んだところで、そうだようなぁとうならされる。
歯の抜けたば婆のりうが、登龍楼と扇屋の申し出で困っている澪に言うところだ。

りう「この歳になればわかることですがね、精進を続ける人に『ここまで』はないんですよ。『ここまで』かどうかは、周りが決めることではなく、自分自身が決めることでしょう。一柳のいう器の話だって同じことです。」

本当にそうだと思う。
性分として持っている人は意識しないで自分の器を広げているのだ。
でも、自覚して自らの器を広げることだってできる。

以下、余談。
登龍楼と扇屋の申し出での話の選択肢として、つる屋とあと一柳もあるなぁと四択まで考えてはいたけれど。
話としては、問題先送りして、話が勝手に広がるのを待っているのだろうか。

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