関係感の違い

家族の中の家族一人ひとりとの関係や住んでいる地域のたとえばご近所さんとの関係って、人それぞれで違うと思う。
特に困るのが、家族の中の関係で、自分と親、自分と兄弟など。
その関係に対する期待は、それぞれの生い立ちで育まれていくものだ。
それを表す言葉を作って、「関係感」と名付けることにした。
「関係感」とは、家族や地域と自分との関係を言う。
それ自体目新しいことではないし、ほかの言葉で認識されているかもしれないが、それがあるならそれを指している。

この自身の価値観に基づく「関係感」の違い、親の期待と子の考え方の違い。
たとえば、こんなこと。

子と暮らしたい。
昔見てきたように、自分もそうしたい。
子は自立したら、自分の子を見て、あとは静かに暮らしたい。
先祖なんて、過去のしがらみからは無縁でいたい。

相手の関係を認めつつ、自身の考え方を認識してもらうという、会話が成り立ちにくい場合、「関係感」の較差は広がる一方で、そのギャップを縮めることは絶望的なような気がする。
家族の中での基本的な関係が成り立っていないなら。

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