最近、図書館で借りていた本たち

タラ・ダンカン 4  ドラゴンの裏切り 上タラ・ダンカン 4 ドラゴンの裏切り 下

タラ・ダンカン4は、前に1の上下を読んだ後、続けざまに借りて4まで一気に読んでしまった。もちろん、図書館で借りたので、3と4は少しだけ待ったけれど。しかし、前にも読んだときに感じたことだけれど、一気に山に駆け上って、駆け下りるような展開で、最近は、こんなに元気なストーリ展開は忘れてしまっていたので、どっと疲れてしまう。やなり、若さが迸る子らが読む本なのかもしれない。
こどもの目を惹きそうな表紙や物理的な行間をたっぷり目にとったレイアウトやペーパーバックライクな紙質なんて、若さを狙っているようでもある。
ストーリーは、自分で読んでもらうとして、えーみたいなことがあったり、なかなか気が抜けなくて、自分の子らが読むようなオジサンにもじゅうぶん楽しめた。


梅原猛の『歎異抄』入門
歎異抄は、「たんにしょう」と読む。なんで此れを借りたのか。別に宗教は、一般的な無宗教だし、親鸞には親近感があるわけではないし、歳が歳だからそろそろ諦めて、人生を観念したのかと問われれば、そうでもあるのは日常の会話の中だけで、いやいや、腹は据えたと思い込んでいるが、アレがああなるまではまだだ、とかそんなこととは関係あるわけではない。
読んで、それも訳を一生懸命読んで、いやツラツラとなのだけれど、それなりに気を掛けて読んで見たのだけれど、たかが200ページくらいのはずなのに、なかなか読み進まない。書いてある十八条はわかるような気がするのだけれど、気がするだけであって、本当はわかっていないのかもしれない。いや、わかっていないのだ。わかっていれば、ああそうだよね、と腹に落ちるような気がするのにそれがない。少し時間を開けて、自分の立ち位置が変わって、もう少し棺桶に浸かる度合いが深くなれば、わかってくるようなことが起きるかもしれないし、まだまだないのかもしれない。どうだろう。

どうでもいいことなのだけれど、お迎えが来たときは、なんかそっと、跡形もなく、もちろん、墓石や墓標なぞは残さずに、風や土や水になったら、どんなに気が楽かもしれない。

ああ、心配しないで欲しい。まだまだ仕事は面白いし、やりたい事は沢山あるし、読みたい本や見たいアニメもあるし、フィットネスで体を鍛えて、ウエストをもう少し絞りたい、なんてやることが山のようにあるのだ。