マネージャこそ、コアコンピテンシを棚卸する意義がある


中堅やシニアのエンジニアなればなるほど、動くものつくりに割ける時間が減っていくことが多い。
いま、そこに立つ基礎となった専門とするコンピテンシに触れることもしかり。

しばらくは、新しいロールに慣れるために棚に上げてしまっているのだが、少しそれが続くと不安になる。
特にラインマネージャの場合には。

この先もこのキャリアパスを進むのか。
現場を続けているエンジニアと自分とでは、技術較差が広がってしまっているのではないか。
そもそも、現場に戻ったとしてもやっていけるか。


社外セミナーに出かけ、新しい技術を取りに行く。
メンバには、社内に閉じこもっていてはだめだよ、と言っているだろう?
それをポジションを有効に使って、自分が出ていけばいい。

アーキテクトの視点で全体を俯瞰し、将来のリスクをみる。
マネージャなら、いくつものプロジェクトを俯瞰して見れるポジションにいるだろう?
なら、システムのアーキテクチャ、それもいくつも見る機会があるはず。
それを生かさない手はない。
なぜ、そのアーキテクチャになっているか。
彼らが経験していない、自分しか知らない経験から見てリスクを分析することができるはずだ。

自分のコアコンピテンシも育成する。
メンバのキャリアは、生まれ持った性格と後天性の性格を見ながら、方向を促すのだろう?
なら、自分自身のことだって自分の内面とFace to faceで向き合って、コンピテンシを育成できるはずだ。

こういう風に考えたら、心配するだけ損だ。
自分のコンピテンシを棚卸して、自分が何をしたいか向き合って、進みたいほうに進めばよいのだ。

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