好きな文体なのだと...

そう思ったら、腑に落ちた。
?巻は、「恋愛の鞘当て」と後書きにあるとおり、アクションがない。アクションを期待して読んでいるわけでもないので、あるないはどちらでも良い。もともとライトノベルズでもあって、2日もあれば限られた通勤時間の中で1巻くらい読めてしまうものだけれど、言葉の書きっぷりや文体の流れが肌に合うと感じるのはなぜか。
そうそう、通勤時間に何時間かけているのだ、とい突込みには答えない。聞かれもしないのだろうけど。
なんとはなく、つらつらと思いついていたことは、高橋弥七郎の文体は、池波に似ていないか、ということ。池波とは池波正太郎のこと。それに気づいても、確信はなくなんとなくときどき思い出してみたり、そのまま忘却したりする日々と灼眼のシャナの巻数を重ねていく。
この前の週末に時間があって、時代劇チャンネルで鬼平犯科帳を見たのだが、平蔵の台詞やナレーションを聴いていて自分の思いを消化できたように思えた。
そう思えてくると、久しぶりに雲霧仁左衛門 (前編) (新潮文庫)男振 (新潮文庫)あたりを読み返したくなった。


灼眼のシャナ〈6〉 (電撃文庫)灼眼のシャナ〈7〉 (電撃文庫)