それを“出来る”とは言わない


“出来る”とは
“出来る”とは、課せられた作業が完了したことを言うのである。その課せられた作業の経験がなければ“出来る”とは信じがたい。若手や中堅のエンジニアが未経験の仕事に対して

「その仕事は出来るから挑戦させて欲しい」

と自ら挑戦したいというとき、マネージャは、あくまでも仕事であるから失敗はしたくないという心理と若手や中堅エンジニアへの機会創出と過去の経験を併せて考え、挑戦させるかどうか判断する。行き当たりばったりじゃないのだぜ。そのとき、考えを馳せる一つの“経験しているか”は、絶対のクライテリアではないがそれの前段階の仕事をした経験があるか、若しくは、挑戦したいという仕事に近い仕事の実績があるかなど思い出している。


“出来る”の段階
エンジニアの“出来る”には、4段階ある。あなた自身、社会人としてのコンピテンシと専門技術領域のコンピテンシについてどのようなレーティングをしているだろうか。もし、把握していなければ、このレーティングで自己評価しておこう。

第1段階は、サポートを受けながら作業を完成させられる。
第2段階は、独力で作作業を完成させられるがチェックはしてもらう。
第3段階は、すべて独力で完成させられ、他のエンジニアのサポートもできるる。
第4段階は、リーダとしても振舞える。

なお、自己評価は客観的に厳しく評価しないと意味がない。なぜなら、自己評価は“出来るだろう”という期待値にバイアスされてしまうからだ。

ラインマネージャは、一人ひとりのエンジニアの社会人としてのコンピテンシと専門技術領域のコンピテンシについて把握し、レーティングしている。個々のエンジニアとは、それぞれのコンピテンシについて厳格にレーティングし、共有する。厳格にレーティングし共有することでエンジニア本人が目指すキャリアパスを再認識し、伸張する。マネージャはそれをサポートするための機会を創出する。


エンジニアが“出来る”と主張したいなら、今担当している作業に対し、あとで客観的に自己評価できるように次に挑戦したい課題を設定して、取り組もう。その結果を持って、「挑戦させて欲しい!」と言うのだ。




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