プロジェクトを立て直すにはスクラムで


大変な状況のプロジェクトって、首を突っ込むと「何がどうなっているの?」ってはてなが一杯頭の周りに出ている状態になるものです。


すっかり、視覚化(あえて見える化なんて言わない)されていないプロジェクトを見ると無性に違和感を感じるように体質が変わったのは伊達にプロジェクトをいくつも経験したり見たり支援したりしてきたからだと思いたいし、決して、おっさんになったから、ではないと思いたいのです。はい。


諸般の事象があって、プロジェクトに参画することになって「ハロー!プロジェクト!!」って一歩、足を踏み入れて見れば、コノザマな訳で。まぁ、参画する前からそんな状況だとは分かっていたし、リーダをやっているエンジニアのタレントを知っていたから、よく考えれば足を踏み入れる前に「惨状は察することが出来ていたはずなのに!」、プロジェクトの状況が状況だからそんなことまで考えずに突入したんですね。
#ある意味自業自得。


アジャイルじゃない、スクラムを選べ
プロジェクト管理手法としてウォーターフォールアジャイルが大局的に位置づけられ、すっかり最近はアジャイルが飛ぶ鳥を落とす勢いですが、まだまだウォーターフォール優勢です。それは、ウォーターフォール陣のエンジニアがプロジェクト管理手法を学ばないからでしょとは思うんだけれど、アジャイルを大局においてしまったからそっちに移りにくくなったのではないかな、って思うんです。


アジャイルはいくつかある手法の総称だから、もし食わず嫌いなら、何も考えずに“スクラム”を選びなさい。悪いことは言わない。オジサンに騙されたと思って。
#騙す気満々


視覚化するにはスクラムしかない
混乱しているプロジェクトは、端的に次の環境下で仕事をしているでしょ?ね。

「隣の人が何をやっているのかわからない。」
「次の仕事を何をやっていいのかわからない。」
「成果物の完成レベルが決まっていない。」


ね、こんな感じでしょ。どこでも。だから、それを変えるのにはスクラムがいいんです。

「毎日、朝会をやる。」
「どんな仕事があるか目に見えるようにする。」
「完成系のイメージを初めに決める。」

スクラムの教科書をみればもっといろいろ書いてあるけれど、これだけで雰囲気変わるよ。実際、アジャイルなんて「知らない。」、「スクラム何おいしいの?」なんていう人ばかりのプロジェクトのメンバの雰囲気が変わったもの。

それは、何を作ればいいのか次がわかるから。
それは、隣の人が何をやっているか知ることができるから。
それは、次の仕事の予測がつくから。


人は、エンジニアは、自分の仕事を自分の裁量を持ってしたいという願望を少なからず持っているものです。その願望をかなえるためには、それを満たす環境が必要です。その環境つくりに“スクラム”はとっても有効なんです。