プロジェクトの重要な課題は閾値でコントロールすればプロジェクトマネージャが思うように乗り越えられるんだよ


唐突ですけど、「だから、あの夏のプロジェクトは乗り越えられた……。」と思うんですね。請われてプロジェクトに行ってみたら、

スキルミスマッチのチーミング
約束をした納期を守らない
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とわかるまでにそれほど掛かりませんでした。任された以上、その責務は果たしたいと思うので出来る手は打つけれど、どうにもならないことはどうにもならないので対策と言う試みをしたうえでエビデンスを取りエスカレーションするのです。


その試みは正攻法で、ガチのウォーターフォールで、WBSでやるけれど、それでもできないことを対策で実証し、別の方法を思案するのです。プロジェクトマネージャとして、そのプロフェッショナルとしての「ワタシがやる限りはツジツマはつけてやる。」と決めているので。


でも、現実の当時のメンバのパフォーマンスは結構、ワタシのSAN値を削りましたね。それも大分ね。


ワタシの閾値
ワタシ、自分で自分にプロジェクトならプロジェクトの閾値を持っているんです。その閾値自体、そのプロジェクトごとの切迫感で違うんですが、でも感覚的にはそれほど違いはないかも。


だから、今がダメイケているか、ダメそうならそれは閾値に迫っているかどうか。閾値を越えそうなのは今日か明日か来週か。そうしたプロジェクトの課題ごとに閾値を持って、その課題と閾値を何時も気にするんです。


閾値ってあるべき姿である標準値から±のある範囲を持った幅です。プラスが良い方向とするならプラスは放置して、マイナスの方向の標準値と閾値のどこに関心を持つ課題がプロットされているかをウォッチします。


閾値の監視とコントロール
その課題が重要であればあるほど、短いインターバルで監視するわけです。それも、コントロールした上で、です。気を付けておきたいことは、課題にした途端、誰かがその課題をキャリーしてくれるとか、すっかり課題にしたので安心して忘れてしまうケースをまま見たりします。それ、意味ないので、課題はそれこそ毎日プロジェクトマネージャが向き合ってDoneするまで点呼するくらいの勢いが必要です。


まぁ、課題によっては課題が主体的にコントロールできないものもありますが、そうした課題も巻き込む関係者のレベルを一つでも二つでも上げて間接的に関与することでノーコントロールの状態にならないようにしておくのです。