エンジニアもお金のデドコを気にしておこう
よくあるエンジニアの発言で「そろそろ変わって欲しいなぁ。」と思うことは、
「先月も忙しく働いたんだから貢献しているでしょ。」
というの。エンジニアが当月にどれだけ働いたかは費やした時間や作成したdeliverableではなくて、どれだけ利益を上げるための役割を果たせたか、だと思うのですが。
お金を稼ぐには、このくらいしかないんですよね。
- 売り上げをあげる
- キャッシュアウトを減らす
- 固定費を下げる
どんな仕事でも営利企業なら利益を上げるのが最大の目的です。でなければ組織として継続できないですからね。その観点があることをそうですね、中堅の層になったら知っておいて欲しいなぁ、と。
エンジニアが働いた対価の予算はどこから出ているのか
このタイトルは知っておいて、意識して欲しいことです。
エンジニアが働ける場を持ち続けるにはその組織を維持しないといけないし、そのためには予算が必要なのです。で、その予算は誰が支払っているのか、と言うところに辿り着きます。外の顧客と契約していれば、その顧客が予算の元です。組織の中の仕事なら自分が属する組織の予算を使っているのちょっと感覚が違いますけれど、何れにしても契約した金額を予算とするか、人件費として組織の予算からねん出するのかの違いです。
なので、先のエンジニアは「働いた!」と言っているけれど、予算の目的のことができたのか、その活動をするためのコストの出何処はどこなのか、を知っておいて欲しいのです。
それは外の顧客の仕事をしているときには、上の様な予算について聞いてもすんなりと答えてくれるけれど、内の仕事、組織の中の仕事をしているときにはそうしたことを聞いても曖昧になっちゃうんですよね。簡単なことのはずですが。
ちょっとだけでも気にするようになれば、ビジネスになりそうなことを優先するようになるだろうし、自分の技術範囲を広げようと考えるようになると思うだろうし、効率や生産性を気にして試行錯誤しようとするようになると思うんだけど。