質問「あなたはエンジニアとして、何を自分の『売り』だと言って買ってもらいますか。」


いきなり質問です。

「今から所属する組織から放り出されたとしたら、エンジニアとして何を自分の『売り』だと言って買ってもらいますか。」


インフラの冗長化設計のノウハウ?品質の高いコーディング技術?テスト自動化技術?プロジェクトマネージメントスキル?……。さて、何を売りに、言い換えると、買い手が価値を認める技術やノウハウを持って自分を売りますか。


「知識と経験を捨てろ」羽生善治が語る30代・40代の“強み”の活かし方 の中ほどの、

羽生:自分が信じられるかどうかっていうのとすごく関係してると思うんですよ。自分のことを信じるって本当に難しいんですね。つまり、自分がしてる「絶対間違いない」って確信持ってることに、周りとか友達から「えー、それって何かちょっとおかしいんじゃない?」って言われたりすると、グラついたりするわけじゃないですか(笑)。


とかを読んでいて、「自分の技術に対する評価だって同じだよなー。」って思ったんですよね。だって、主観だもの。でも、エンジニアだって技量を買われているんですよね。だとすれば、給与は技術料なのですから。それには絶対の自信も必要だし、客観的な評価が出来る必要もあるし。


まぁ、他のところもところどころを引っかかっりつつ斜め読みしていたときに、

「結局、自分は何で食べていくんだ?」


と思ったんですよね。


あとその記事と読んだのが前後どちらかわからなかったけど、最新版!「40歳年収が高い会社」トップ300を2-3ページだけ見て「他人の給与なんて見ても…。」と思いつつも、自分のエンジニア人生に何度かあった今の組織から外界で生きていく機会をワタシは使わなかったんだな、って思ったり。


意外とあるモノなんですよ。今いる組織を出ていく機会って。それも外からオファーとかで。めっちゃインチキくさいオファーもありましたけど、今思えば話くらい聞いておけば「後学のためになったかも。」というところからお声掛けいただいたらしい、とか。勿論、採用プロセスに乗っても書類とか途中で振り落とされる可能性大だったと思いますけどねー。


自分のスキルは心配していなかったんですけどね、仮に新しい組織で働くことになったときの人間関係を一から費やすコストとか、組織の文化に慣れるまでが面倒に思えたんです。そのときは。そういう価値判断をしたんです。


今だったら、違う判断をするかもしれません。もちろん、オファーを受ける技術領域に応えられるか、それに見合う給与か、と天秤に書けるのでしょうけど。


ワタシはそんなことを思いつつ働いています。


さて、あなたはどう答えますか。

「エンジニアとして何を自分の『売り』だと言って買ってもらいますか。」