「課題解決力」が欲しければ継続的にインプットするしかないんですよ


提案でソリューション、顧客の課題解決や日々のトラブルの解決をサクサクと対応できるエンジニアは本当にすばらしいですし、一緒に働く環境下にあるとそのような人の振る舞いを横で見ているだけでも十分勉強になります。


ちょっと不思議に思っているのは、トラブル解決力を求めすぎてその手前のハック的で簡便な技術の習得に走りすぎていないか、ということです。具体的な課題やトラブルがあって、それに見合うハックをいつでも見つけられるならそれでもいいのかもしれませんが、そんなことばかりじゃないと思うのです。


ロールが変われば、見なければいけない範囲、責任の重さも変わってきます。そうなったときにどれだけ「本当の課題解決力が身についているか」どうかが問われるのではないでしょうか。


20代でハックばかりやっていたら、30代になったとき、本来20代で身に付ける知識や教養を持ち合わせないまま30代になっていまいます。30代でそれに気づけばまだ理科張りはできるかもしれませんがそれに気づかず40代になってしまったときどうなるのでしょうか。


何度か書いてきましたが、人はインプットしたものでしか考え、行動することはできません。ましてや、いつも自分が期待するパフォーマンスを得たければ、それに応じた訓練を重ねなければいざという時に体が期待するように動きません。


「課題解決力」が欲しいなら、継続的なインプットが必要です。