エンジニアの症例:それじゃあエスカレーションして上に対応してもらいましょうと当事者意識が無い


症例:プロジェクトでのタスクの進捗が滞ると現場で必要な対処をロクにせずに、直ぐに「エスカレーションしましょう」と言って仕事を放棄してしまう。エスカレーションという言葉を本人だけの都合で使っていて現場のエンジニアとしての当事者意識に欠ける。
所見:エスカレーションした本人はそれで仕事をした気になっているがエスカレーションという名のタスクのつけ回しの状態になっている。エスカレーションするにしても、タスクを完了させるのは当事者本人であり、エスカレーション先のマネージャはその案が妥当であるかどうかを判断し、交渉相手にその案で折り合いがつくようにするだけ。
処方:エスカレーションしましょうと言う症状が出たら、まずは褒める。ホメたとき、手ぶらでエスカレーションに来ていたら、あるべき対策が何かを考えてもう一度来るように再診を指示する。解決する当事者はあくまでも本人であることを自覚させる。