燃え尽き(burnout)はリセットできる


今思えば、ここ数年で2回ほど経験したアレがburnout、つまり燃え尽き症候群だったんだろうと思うんです。いや、数年前のアレはちょっと違うかも。確かに長時間働いていたけれど、何も手につかなくなったわけじゃないし。どっちかと言うと「命大事に」にっていう感じに近い考え方をしていただけでしたから。


それよりは、この春の終わりの頃のやり遂げたあとの方が燃え尽きちゃった感が最大だったかも。どっちかと言うと燃料が空っぽの状態みたいで、ひどく落ち込んだり自信をなくしたりしたわけじゃないのでメンタルダウンとは違うだろうーなと。力を出し切っちゃったので「HP回復まで入渠させてよ」みたいな。


それでも日々の定型作業にしていることはちゃんとやれていたし、普段の仕事もベストエフォートで始末しておりました。


そういう状態だったので、何というか「次に何やろう」という気持ちになっても体がついていかないという状態がしばらく続いていたんですね。もちろん、頭の中ではわかっているんです。このままの状態は自分が望んでいるわけじゃないんだ、と。でもね、HPが空だから動けないのよ的な。


今分析すれば簡単なんですけどね。その原因を探ることは。


不思議なことにフィットネスのようなジムで運動する場合は体が動くんですね。体は激しく使うけれど、頭を使っていないからでしょうね。だから、10kmとだらだらと走ったり、マシントレーニングしたりすることには抵抗がないんです。


頭と体が動かない原因は、頭の中と体がずれていたんでしょうね。ずれちゃっているからそのずれによる違和感を感じないのかと。


そのときは、パソコンに向かって、次のことを考える。頭だけが空回りしている状態になっちゃう。手も重く感じることを言い訳に考えたいことを棚に上げてネットで遊んでしまう。そんな状態でした。


イデア出しとか、思いつきでことを考えるときには、evernoteにメモを残すようにしているので、かけた時間のあとにログが残るんですね。かけた時間に対するアウトプットを見える化できるようにしているんです。


だから、次のことを考えようとしたあとにその痕跡が残っているんです。書いていなければ、なにも残っていないんですが。


そんな状態のときでも、この「掛けた時間の分の痕跡を見える化する」というのがいいんです。何をやっていたかわけがわからなくならない。掛けた時間「何もアウトプットしていなかった」というコスパの悪いことを可視化するというのが。


それを見た自分が何を思うか、何を感じるか。何も思いもせず、何も感じもしないなら、今はそれをやらなくてもいいのかもしれません。何か違和感を感じたり、次に進みたいと思うなら、何か1つ進めるような行動を取り始めるようになります。


次のことのアイデア出しなら1つだけでも書き残す。それが例え次のことにならなくてもなんらか一歩を踏み出した印を残す。頭で考えたことを手を使って残す。


これができたら、もう1つ、もう1つと進めるだけです。気づけば前の自分に戻っていることに気づくでしょう。