仕事で使わない言葉と姿勢


若いときからもあるし、年齢を重ねたからというのもある。どっちにしても使わないようにしている言葉や姿勢にはこんなのがあるんだ。



溜息をつかない
はじめが言葉じゃないけれど、「溜息をつかない」というの。溜息をつくと吐いた息からエネルギーが漏れてしまう感じがしてそれが嫌でしないようにしている。気の持ちようの問題だけど、もう一人の自分が溜息をつく自分を見ていい気はしないだろうと思うし。


実際、溜息をつく人は思考もマイナスに考える人が多いと思う。ワタシの周りだけかもしれないけれど。マイナス思考だから何か自分の期待と違うと人を責める言葉を使うんだね。人を責めても仕方がないのに。


「するべきだ」と言わない
「○○するべきだ」も使わない。「当然○○すべきだ」とか「当たり前だが」とかも使わない。当たり前はその人にとってであって、その当たり前がルールならルールに準拠しているかどうかを問えばいいのであって、あたかもべきだと発言する人の価値観に依っている言い方をする必要はないんだから。


第一すべきだと思うなら、その失敗をする前に助言をしてあげればいい。無駄に失敗をさせていることに気づいた方がいいんじゃないかな。そんな言い方をするくらいなら、別の選択肢を示唆することで当事者に気付かせる方法だってあるんだ。


絶対にとはいわない
仕事には絶対はない。だから「絶対に大丈夫だよな」みたいな退路を塞ぐようなことは言わない。どんな場合でも誰にでも退路は残しておく方がいいんだ。一つの選択肢は選択肢とはいかないんだから。目標を達成するために手段は変えられないと。目標を達成することに意味があって手段には意味はないんだから。


絶対に、と使う場合多くは手段を縛ろうとする。そのやり方で絶対、みたいに。優柔不断に見えるかもしれないけれど、俊敏に手段をピボットする方が生存できる。凝り固まってしまう方が危なっかしいんだから。


担当ではありません
仕事なので一人でできないから分担をしているわけで。だから、人それぞれで分掌をもって仕事をしているんですけど。だからといって尋ねてきた人に担当ではないというのは簡単だし、そうかもね、なんだけれど、おじさんにできることはレアケースの対応とか繋がりを教えてあげることだ。


知りたい人にとってはピンポイントにアクセスできた方が良いのかもしれないけれど、尋ねられたらワタシが対応できるのかできないなら誰に言ったらいいのかくらい教えてあげたい。


自慢をしない
これも言葉じゃないけれど。自慢をするのは自分に自信がないから。自信がない若い頃は持っているものを大きく見せようとしていたけれど1つでも自分に自信を持てるようになるとそんなことをする必要がないことに気づくんだよね。


だいたい、そんなことをしているより次の領域に手を広げるとか深掘りするとか忙しくなるからしていられないっていうのもあるけれど。


失敗を責めない
挑戦した人を責めない。失敗だったら次は失敗しないように何をするかを聞いてみる。失敗の原因を分析していて課題を持っているならそれでおしまい。でも、失敗の原因を掴んでいないで次も頑張るというなら示唆はするけれど。


人を責めても失敗は元に戻せない。失敗したことを知ることは次に繋げられる。どっちを選べば良いかは自分で判断したらいいと思う。ワタシはそれが過ちだとするならそれを繰り返させない手段を選ぶよ。


これこそ「当たり前」と思うかもしれないけれどこれはワタシの心の中の話であって、あなたの当たり前や価値観とは違っても「当たり前」のことなんだ。そういうものだ、と思うのが相手を認める行為そのもので、そこから始めないといろいろ面倒なことを抱え込むにことになると思うよ。


仕事で使わない言葉も姿勢も自分を縛らないためのことなんだ。