マネージャが知っておくべき10の評価観点の要求事項a.k.aエンジニアの虎の巻
目標管理精度を導入している組織は多いと思いますが、じゃあどうやるのというとhowtoまでは誰もマネージャに手ほどきをしません。
そんな環境下で何が起きるかと言えば、評価者の感覚による評価です。これは評価者であるマネージャが
成果に対する客観性及び厳格性を確保するための信頼できる評価手法を持っていない
ということです。
現実はこんな感じです。もし、これを読んで「ひどいな」と思ったら、自分がマネージャになって信頼できる評価手法を作ることです。
評価の観点を持つ
評価手法とは評価の「観点を持つ」ということです。観点、軸を持たずに評価をするから評価者の感覚でしか評価できず、評価も被評価者に対する感情や思い込みで評価することで被評価者からの不平不満が募るのです。
評価の観点
評価をするためには目標あることが前提事項です。つまり、目標設定から評価が始まっているということです。それなくして評価の観点だけを作ってもインプット自体に整合性がないため不整合が起きるのは当然です。
評価には次の評価観点の要求事項を明確にしておく必要があります。
・目標は何か
・目標は合意しているか
・誰が実務者か
・誰が評価基準があるか
・絶対評価、相対評価が明確か
・評価項目は定量的、定性的で定義されているか
・評価情報は何か
・モニタリングの実施手段が確立しているか
・フィードバックはいつ行うか
・客観性を持たせるためのインプットの手段は確保できているか
評価観点の要求事項
名称自体、たった今名付けたのでアレな感じは歪めないですが、まあ、便宜上必要かなと思ったので。
で、これを担当している事業の特性を具体的に書き出せばいいわけです。
大事なことは、文字に起こすこと。それを持って、目標設定し、評価することです。
評価観点は教えてはいけない
もちろん、評価観点の要求事項の具体的な内容を被評価者には教えてはいけないですし、教える必要は1ミリもないです。
ただ、評価方法があって、客観性及び厳格性を持った評価の上、総合評価をしていると説明することは構いません。