読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プロジェクトを占いで終わらせない

on

ふと、プロジェクトマネジメントも占いも似たようなものだ、と思ったのは何かブログか告知サイトでもみていた記憶がくっついたのかもしれません。

まぁ、でもそれほど外れてはいないかな、と思いもします。

占いは情報戦

ときどき、ショッピングセンターの片隅などで常設の占いコーナーがあるのを見かけると「まだまだニーズはあるんだな」程度に印象を持つくらいです。ワタシ自身が占いをしてもらったことはないけれど、占ってもらった人の話を聞いたり、あちこちで見聞き知った程度の知識で話を進めると、占いだって占って欲しい人の顔を見た途端に悩みの解決方法を言ってくれるわけではないのです。

あれは、悩みを聞くことが大きなソリューションで、解決策自体に価値はないのだと思っています。見ず知らずの暗黙の個人情報を守ってくれるはずだと言う職業の人に悩みを一方的に話す場の提供の費用が相談料なのです。第一、人に話す時点で大筋の意思決定は済んでいるものです。

そうした環境ですから、占い師は、悩んでいる人の情報をズバズバ聞けるわけです。

「悩みことがありますね」

と切り出してあとは超ざっくりしたジャンルを示し、悩んでいる人の口から情報を提供させているのです。

プロマネも情報戦

プロジェクトマネジメントも占いと同じように情報戦です。プロジェクトをマネジメントしたい手法ですから、プロジェクトに関する情報を集め、マネジメントしなければならなのです。

情報は、プロジェクトに関するすべてのことが対象になりますが、測定している情報しかマネジメントはできません。そのために、進捗、品質、コストと管理分野があるわけです。そして、管理したい単位(これは「情報の粒度」と捉えるほうが良いですね)と頻度(情報を収集するサイクル)で情報を集めます。

これらは、システム開発手法への要求事項となります。

ソリューションを使う

占い師は自分の占い方を持っています。何が何でも自分の専門の占い方を使います。だって、ツールも何もかも、自分の占いを演出する道具ですから。

情報を悩んでいる相談者から引き出し、自分の占う方法の土俵に乗せてソリューションを提示します。

ただ、相談者は悩みを悩みの相談を仕事として受けている専門業者に対し、秘守してくれるだろうという期待をしつつ、話しながら実は意思決定しているものです。相談している時点で半ば悩みは解決しているような状態です。

そうした情報を引き出して、当たり障りのない誰もが「そうだよね」と同意しやすい解を示すだけです。

プロジェクトマネジメントの課題も同じです。情報を集め、プロジェクトの進捗の障害となっている事象を解決するソリューションを過去の解決事例からどれが一番適当かを選び、対処します。自分の土俵でなければ専門家を呼ぶしかありません。

プロジェクトはモニタリングする

占いとプロジェクトマネジメントの最大の違いは、意思決定した後のモニタリングです。占いであれば、示された解決案は悩みのある人が持ち帰り、自分で対処するだけです。一方、プロジェクトマネジメントでは、判断されたあとは期待する結果になるかをモニタリングするのです。

それは先に示した情報の計測の単位、頻度に準じて行われます。これが決定的に違うところです。