女の子が幸せになる子育て　日頃、メンバの育成を考えるときのテーマがずらり。

本の構成に関心していまう。成長した自分像、ワークの習慣化、量をこなす、ルール(パターン)化、加減を知る、お金を知る、リスク検知、ロールモデル、意思伝達、世間に揉まれる、自立する、人はいろいろ、360度認識、最後まで任せる、腹を決める、競争は成長、などなど。
このテーマ自体は、本の標題を読み替えて表現してみたのでそのままではないけれど、日頃言葉にして伝えていたり、気に留めていることばかりだ。
この本の、ロールを次のように読み替えてみると分かりやすい。

　母親＝上司、子＝部下、兄弟＝同僚

「成長した自分像」の本の標題は、

　子供のやる気を引き出す生活習慣
　小さな自信が成長の糧に
　「どうせできっこない」という子供の心にスイッチを入れるひと言
　「自分で選ぶ体験」が、子供の自立を早くする

で、これはやってみたいけれど物怖じして躊躇している子に、それが出来たイメージを持たせて、背を押してあげるということ。いくつになっても、自分から初めてのことに挑戦してみるのは、心の踏ん切りが必要なものだ。それが、必要に迫られてなら、やらないといけないというあきらめが自分を後押しすることもあるだろうし、周りからプレッシャーを掛けられて、ということもあるだろう。それでも、あきらめてやれるのは、そうなったらそうなってしまうという、それまでにそういう経験を積んでいるからだ。そういう経験を皆が同じくらい持っているわけはないので、ここで上司(親)が柔軟折混ぜて背を押すのだ。
そうやって読むとね、あぁ、良い本だな、と思うわけ。