電子回覧よりプリントアウトレビューの方がコメントが多い理由


プリントアウトレビューの昔日
プリントアウトレビューより、ペーパーレビューの方が通りがいいかもしれない。ペーパーレビューは、ペーパーレスが資源と経費節減から推進されて随分経つが、それでもなくならない。もちろん、ワタシはペーパーレビュー派だ。ずっとそうだったし、これからもそうだろう。とは言え、TPOを使い分けるナウでヤングなマネージャなのでメール添付されるような電子回覧レビューだってする。レビューイが遠隔だとか、忙しいから直接渡せないから、だとか、こちらの都合とシンクロしないからだとか、そう言った仕方がない理由の場合は、使い分ける。
その昔、10年以上前の大規模プロジェクトでは、大型の台車にコピー紙を山のように積み込み、レビューイがせっせとコピーして、毎日20人を超えるレビューアたちがレビューをしていた光景を思い出す。
とあるプロジェクトでは、プライムが作成する議事録を真っ赤にして送り返すこともあった。ごめんね。>当時のエンジニアさん。
そんなこんなで、レビューはペーパーに限るのである。


ペーパーレビューの方がコメントが多い
ペーパーレビューと電子回覧のレビューのコメント数を比較すると、断然、ペーパーレビューの方がコメントが多い。“てにをは”の指摘から、文体の指摘、ハタマタ、コンテキストをみて構成をバッサリきってしまうようなことまで指摘する。
#いやですね。このレビューア。


プリントはカラーで
元は、Word、excelpowerpointなどの電子ファイルなので、それを印刷すればきれいだ。基本的にカラーで印刷する。ドキュメントを作るとき、色を使っているということは、作成者は喩え凡例がなくても使用している色に“暗黙で意味を持たせている”からだ。
#凡例がなければ、ないぞ、と指摘するよ。


コメントの色はブルーブラックで
以前は、赤ペン先生のようにレビューアの文書を真っ赤にして返していた。あるとき、家でワイフが何かの配付物を見て欲しいといわれたので真っ赤にしたら、悲しそうな顔をしていたので聞いてみたら、「真っ赤でショックだった。」といわれて、それ以来、コメントを書く色はブルーブラックの色を使うようにしている。


なぜ、ペーパーレビューの方がコメントを書くのか
ペーパーレビューは、自分の思考を物理的に直接書き込む。文書をざっと読み、“てにをは”など文章の引っ掛かりの目星をつけ、同じ会議に出ているなら自分のメモや記憶を引っ張り出し、場を再現してニュアンスやもって行きたい表現に修正する必要があるかを見極める。冗長な表現、欠けている事実など全体を俯瞰しなおす。
それをバッとやってしまう。つまり、躊躇する間がないのである。まさにペンが走るがまま、なのである。そして書き込んだ後、見直しして、座りがよければそれで、レビューイに返すのだ。


電子回覧でコメントが少ないたった一つの理由
ドキュメントを読み、コメントを思いつく思考は同じなのだが、一つだけ違う。それは、ツールを介してコメントを書かねばならないのである。つまり、バッと書きたいのにワンクッションツール操作を強いられる。そう、面倒だから。面倒だから、本当はコメントしたいことをネグってしまう。
#コメントをリファクタリングしているっていえるかも。


それでもペーパーレビュー
文書の書き方の一つを身につけさせようと思えば、全部コメントしてあげたい。参考で良いから受け取って欲しいと思う。からこそ、ドカッと書く。書き方のニュアンスを体感して欲しいから。


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