残業なんて、自分の能力<業務の仕事量だけど


同じ等式が成り立つとしても、その時々の置かれた立場や自分のマインドセットと職場の仲間と仲良くやれるなら、楽しいんだから残業も悪くないよ。


自分の能力<担当業務の仕事量だったころ
エンジニアになって、初めてプロジェクトにアサインされてしばらくの間は、この式が成り立っていたものです。全くスキルがないんだもの。アサインする方は、「このくらいの仕事は、勤務時間中に終わらせてよ。」って思っていたでしょうし、実際、「(コスト計画で)1000時間あったら1000時間使うよな、おまえ。」と言われたことアル。ネタみたいでしたが。


いや、畑違いなところに突っ込んでおいてそれないじゃん、なところに放り込まれたんですけどね。でも、文句は言いませんでしたよ。だって、できないんだもの。言えなかった、が正しいかな。


まだ、週休二日が始まったばかりでなんでか、その職場の人は全員土曜日も出勤していましたね。えーと、隔週くらいだったかも。平日も数時間はフツーに残業していました。ワタシも同じように出ていましたねー。だって、終わらないんだもの。


そうは言ってもリリースするモノはリリースしなきゃいけないので、助けてもらながらリリースしたらあちこちにソフトウェアをばらまかれたり。ばらまかれると利用環境でトラブルが起きて、それはそれは胸が痛かったときもありましたね。あれが、不幸の始まりかも。


ワタシは仕事が進まないので残業しましたが、周りの人は残業をする程度の仕事量を受け持っていたので結構一緒に駅まで帰ったりしていましたね。仲が良い職場だったです。


昼も夜も一緒にご飯食べに行ったり。ときどき、飲み会もあったし。いつも幹事やってたような気がしないでもない。いや、そうでもないかも。だいぶ忘れてしまったー。オフだって、当時はスキーが流行っていたので一緒に連れてもらって行ったり、野球も上手くないのに腕を聞きもしないで呼ばれたこともありましたね。そのくらい、仲良かったです。


自分の能力<仕事∞(無限大)
マネージャになると、実際、裁量労働制ですよね。言毎は幾らでも降ってくるし、自主的にみなきゃって言うものもある。幾つものプロジェクトをプログラムマネージメントするとか。プロジェクトだと週末作業とかあるもので、それはもう、プライベートな予定が割り込まなければ諦めますよ、週末なんて。大抵は、土日の片方が潰れますね。


でもね、不思議と「いやだー!やりたくねー!」なんて思わないですね。じっくり、プロジェクト一つひとつの資料を見てプロジェクトマネージャが見落としているリスクやうっかりを発見したとき「やった!」と思うもの。あくまでも舞台の表はプロジェクトマネージャがプロジェクトの舞台で振る舞うので袖で気付いたことを囁く感じ...いや、「おいおい、どうした。ボケたか?」と突っ込む方が多いかも。どっちにしても、支えてあげるサーバントだからね、マネージャなんて。


裁量なんで、残業はするけど、どこだって部下付きマネージャは管理職だから残業なんてつかない。それでも腹が立ったこともないし、週末片方潰れるのもそれほど気にしないなぁ。その分、裁量があって好きにできるんだ、という自由と責任を貰えているんだから。


マネージャになると、知りたくても言えないことが情報として入ってきて、でも言えない。もちろん、言えることも先に入ってくるから、そういったことはさらっと出して情報共有は気を使うんですね。そうすることで、メンバもこっちを向いてくれるので。


仕事が無限大でも一人で抱えることはしなかったですね。勿論、厳秘とかは言えないし振れないですが自分の仕事を自分の裁量で、自分の次の人を選ぶために配分して試すことは多かったです。いつ、自分が居なくなるかわからないじゃないですか。バスにひかれるとか、空から女子高生が降ってくるとか、街角で女子高生がパン咥えてぶつかってくるとか。


だから、デレゲートしてやらせちゃう。で、自分よりマネージャに向いている人がいるのかいないのか、いるけれど何を伸ばしてやらないといけないのか。そういったことも週末に考えたりしていましたね。足りている、足りていないスキルを見るのも週末のプロジェクトのレポートが一つの判断材料になるんです。


人を育てて、巣立っていくのを見るのは好きなので、やっぱりそういった時間を費やすのは苦にならないんですねぇ。