一人になれる時間が確保できなければよい仕事はできない


会議で一日終わっちゃうと、「あー、今日何もアウトプットしていない」と思っちゃいます。自分のタスクが進まない、と。いやいや、会議に出て、会議での役割を果たすこともお仕事ですが、そうでない仕事もあるわけなので。


これがプロジェクトだと相当ヤバイ感じですよね。会議でビシビシと意思決定してその意識決定によって後工程がスイスイと進むなら会議をやっている意味もありますけど、実際、そんなに目的意識を持って一つひとつの会議に期待する成果を得ている会議はどのくらいあるのよ、っていうところが現実なのではないかしらん。


会議というかミーティングというか仕様のすり合わせなどなど、顔を突き合わせて先方の意思を確認していく、または、こちらの意思を示すことは、その後に控える自分のタスクのインプットにするからですよね。


その会議やらで得られるものがなければ、もろ後工程の自分のタスクにインパクトがあるのでもっと真剣にやった方がいいんだと思うんですが。


実際の場では割と意思決定できなくても「じゃあ、持ち帰って」とか「聴いてきます」とかそんなことが多いんじゃないかと。そんなんじゃ、いまの時間なんだったの、判断できないなら時間の無駄じゃないの、って感じになること請け合いです。


そんなこんなで必要な情報、自分のタスクを進めるうえでのインプットのことですが、を落ち葉拾いのように集めて自分のタスクを組み立てていくには、集めた情報を理解して、タスクの目的に合わせて思考を整理して、要求されているアウトプットに仕上げていく。


ここの時間が一人にならないといけない時間なんですよね。自分なりのしごとの進め方で想像して、創造して、アウトプットを出していく。


またこれが出してみたら自分のイメージと思っていたアウトプットのイメージと違うから困っちゃう。これでいいやと思っちゃうとあとあと後悔するんですよね、大体が。できれば一晩放置しておきたいです。発酵させて、というよりは、客観的に第三者的に自分のアウトプットを眺めるためのインターバルが必要なんですね。


そうしないと、決定的に思考自体が固まり過ぎていて考慮不足になりがち。


ひっくり返すと、一人になれる時間を確保できないと、碌なアウトプットは作れません、ということになる。まぁ、やっつけ仕事、みたいな表現もありますから。


まぁ、神様が毎回降臨されるような神がかったお人なら心配はいらないのでしょうが一般人にはそうはいかないのですよね。とはいっても作業時間の確保は誰かがしてくれるものじゃないし、締め切り自体が他者から与えられがちな制約条件ですから。


そうすると短時間でも自分のやり方で一人になれる時間を確保できる仕事の仕方を構築しないといけない、となるわけです。


ワタシなんか、それで朝方の人が少ない時間をそういう時間に割り当てる工夫をしていました。逆に、午後とか夜とかはあきらめていました。だって、夜型が多くてそれで引っ張られるので。