絶望しない仕事術


何遍も資料レビューをしても突っ返されたりと「何やってるのかなー」なんて思うことが過去にはありました。お仕事の資料作りはビジネスなので投げ出すわけにもいかないし。お仕事の資料作りは、納期があってそこまで終わりなわけです。期限が強いから。


だから、期限が来たら決めなくちゃならない。引っ込めるか、その状態で出してしまうか。


何に対して絶望しようとしているのか
絶望しそうになったら、絶望するのをちょっとだけ待って欲しいのです。

「わたしは、一体何に絶望しようとしているのか」


と、問いかけて欲しいのです。先の資料作りなら、資料を仕上げることに対して自信をなくしているから絶望しているではないでしょうか。それって、何度も差し戻しされている資料に問題があって、「わたし」に問題なのでしょうか。


前にあったことで、お客さまに何度も資料を指摘され、何度も作り直しをしたことがありました。お客さまもレビューが終わるたびに悪いけど直してと半ば気を使いながら、もう一度やろう、と気を使われるくらいでしたが。


それでも絶望することはありませんでした。却って、お客さまの方が「折れないで」と気にしてくれる始末で。口は悪いんですけどね、この人。ざっくばらんというか。


そのときいつも思っていたことは、この資料をどう作ればいいか、まとめればいいのか、でした。その点では気持ちは資料のまとめる観点だけに興味が集中していたということなんでしょう。回を重ねると段々と、先方の考えていることが伝わるような感触を掴みかけたのです。これで見えた、と思ったわけです。


そのとき、折れないように気遣ってくれたお客さまの心遣いはありがたかったのですが、それより、先にもっと頭の中で何を観点にして話しているか教えてよ、っていう気持ちの方が強かったのですよ。いや、早く気づいて、自分から聴きに行けばよかったんですけど後の祭りです。


当事者間の間に資料があって、それぞれの思考が違うからアウトプットも変わってくる。そういったときに、コミュニケーションの中心はアウトプットなのです。それが当事者間の間で触媒となるものなのです。


中心はアウトプット。それを変えていくことの主導権を手放さないこと。主導権を手放ししないということは、思考を止めないということです。それさえしなければ、やりきれるんですよねぇ。


そこでどう直せばいいか、三河屋さんのようにお伺いしていては振り回されるだけです。何もいいことはないのです。どんな形でもいいから、手綱は渡してはいけないのです。


たった、それだけで、いつ終わるんだろうなんて絶望しなくて済みます。