3つの感性でエンジニアのリズムを引き出す

別にデスマなプロジェクトではなくても、デスマなプロジェクトだと感じるプロジェクトにはいつまで続くのだろう的な終わらないタスクと永遠に積まれ続けるタスクが重なって無限タスクの闇に潜り込んだようなプロマネの仕切りで危機感を感じることが多いです。

マイルストーンや納期でいつまでに、と終わらせること、カタをつけさせられる仕事のやり方を訓練されているエンジニアだとタスクを終わらせることが仕事になるので無限タスクのプロジェクトでは早々と虹彩から光が抜け落ちしてしまうんですよねぇ。

少数のエンジニアにはアドレナリンが出まくる種族もいるようですけれど。

時間の距離感を示す

人は小学生の頃から、夏休みの計画と称してガントチャートを作らされ慣らされていることに気づかなければなりません。

もう、ガントチャートは小学校からのお友達です。イベント以外は計画どおり完了させられない間柄ですが。

計画を作ってと言われたら縦軸にWBSである作業一覧を、横軸に日付を入れ、やれる裏付けも根拠もないのに日付に線を引いて作るのは小学生の頃から大きなお友達になっても変わらないですね。

それはさておき、これからのことは横軸に時間の目盛りを刻んでいるのです。もう、無意識にそう思っていますし、無意識に思っているからスケジュールを作ってと頼めばそうなるんです。

これはスケジュールを作るときから、右に進むことである日にタスクが終わることが暗黙に期待している(タスクが終わっているかどうかではなく、時間が来たら終わる、という期待)のです。

横軸の時間の長さ、言い換えると距離感、そして作業としての道幅を示すことはエンジニアがいつまでに終わらせようと思って腹をくくるために必要な情報なのです。

負荷の密度感を示す

もうひとつ、縦には作業一覧、つまり、WBSが並べられます。これも無意識に並べますし、似た者同士は括って並べます。

これはある日にいくつの作業に手をつけが、終わらすつもりかを(終わるかどうかの根拠はないけれど)期待として表現しているのです。

 

これは、ワークロードを示しているのですね。この縦軸の作業一覧に表される作業の多重度の高低で負荷が可視化されているいるわけす。

 ある日のスケジュールにどれだけ手をつけ、どれだけを終わらせなければならないかは知らなければ無限の闇でキリがないと思いますし、見えていても実現可能な手段を持っていなければ絶望感しか持ち合わせられないです。

ただ、無理な規模が可視化されることは条件闘争に持ち込めばいいと思いつけるし、作業の組み替えで前倒しすることができれば負荷の平準化も対策ができるので負荷の密度は伝えることに意味があります。

リズム感を示す

 リズム感だけはいいのは中居くんです(違)。そうでなく、エンジニアはサイクルが好きな生き物です。日次処理、週次処理、月次処理、四半期処理、年次処理とサイクルでシステムを作ることに訓練されているのです。

 逆に言えば、アドホックな割り込みの対応は上手ではありません。だって、頭の中に全く予定されていないのですから。だからミスが多いんです。

やはり、頭の中で習慣としている作業についてはそろそろくるぞ、やらないとと準備を始めるからそういった習慣が作られるのです。

週次処理のような時間による繰り返しのサイクル、変則的でもテンポを持たせることはエンジニア自身がリズムを作ってプロアクティブに活動するためには必要な感覚なのです。