ゲーム理論と情報の経済学

- 作者: 神戸伸輔
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
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著者が文中で書いているとおり、途中で数式が出てくるが読み飛ばしてもわからなくなったりしない。
詳細は、買ってから自分で確認して欲しいが、プロジェクトマネージャにゲーム理論や情報の経済学がどのように有用なのか、関連がなさそうであるが、プロジェクトマネージャが日々の交渉のための準備(=必要な情報収集やシナリオ作り)や実際の交渉の場で分かる相手の情報から、相手の状況や交渉相手の目的をその場で類推することで、自己の交渉に有利に誘導出来る、ことを実感できれば対価を払うことに納得出来るだろう。
また日本の雇用制度や人事制度、銀行の建物がなぜ立派か、観光地の食事がなぜ価格が高く不味いのかなども理論を通して納得できる。
2005年1月途中から通勤の片道を読書時間に割り当て、今日にも読み終えられそうである。他の読み物よりは時間がかかったが、買って読んでためになった。