ひらめきと裏づけ
プロジェクトを進めているときどきに、いろいろな課題が浮かんでは消していくことになる。課題によっては、望む形に消すことが出来ず、仕方なしに飲み込んでもらうことや、力技で処理することになる。
課題によっては、大胆な閃きも必要で、固定観念の上で動いているメンバに対して囁くと、目から鱗が落ちたような顔つきで感心される事が年に数回ある。
ただ、それは単なる閃きであって、本当にその閃きで課題をクリアできるのかは、何処となく、頭の中で抱卵し、いままで課題を解消できなかった問題の解決になっているのか、その閃きを具現化するためには、何が前提条件としなければならないのか、など、いくつもの壁は越えないとただの閃きに終わってしまう。
プロジェクトマネジメントに限ったことではないが、閃き、つまりアイデアを形にするためには、前提条件などの仮定の設定と閃きに対する検証が欠かせない。