褒めるより認めることの大切さ
褒められることが減っていく
ひとは幾つになっても、褒められるとうれしいものだ。自分自身、些細なことでも褒められたらうれしい。小さなころは、誰だって何か一つできるようになるだけで褒められたものだ。
「すごいね〜。片づけが出来るようになったね〜」
とか、
「100点取ったのか。パパより勉強できるな!」
とか。
なぜか、成長して歳を重ねると褒められなくなのだ。その歳ならそのくらい“出来て当たり前”と“できない”が前提から、“できる”が前提になってしまった。ちょっと、寂しい感じもするがそんなもので、そんなものに自分も気づかないうちに慣れてしまっていることに気付いているだろうか。
仕事に就いて、仕事を覚えて、独り立ちできるようになって。それまで散々なことも言われてきた人もいるのではないか。そんな環境においても、滅多にないからこそ褒められればうれしいもので、こそばゆいものだ。では、日々、誰かを自分は褒めているだろうか。
マネージャは褒めより認める
マネージャはメンバと一緒にビジネスを担ぎ、組織の目標を達成するべく走り続ける。でもいつも走っているわけではなく、メンバのタレントをみて、メンバの何が強いコンピテンシで何を強化して欲しいコンピテンシか日頃からきにしているものだ。メンバ一人ひとりのコンピテンシの強化こそ、チームを強くし、組織の目標達成に近づけられるからだ。そのようなマネージャの分掌を考慮すれば、マネージャは自身のメンバに対する私見は取り除かれるべきで持ち合わせてはいけない。自分の気分ではなく、組織の目標達成から配分を少しでも多くメンバに戻し、それを繰り返すことでモチベーションの一つを向上するのだ。そのような背景があるとき、メンバをその気にさせるコミュニケーションが褒めることであり、それは、うわべだけの打算的な褒める行為ではメンバに簡単に見透かされてしまうものだ。ある期間、メンバと一緒に苦楽をそれこそ共にするならば、夫々のメンバを一人ひとり向き合い、“個として認知する”ことがスタート地点に立つことであって、褒めると言うことはそのあとなのである。
まずは、好き嫌いではなく、認めることが先なのだ。褒めるのはその後でも十分間に合う。
幸いに褒めてくれる仲間や上司に恵まれてきただろうか。
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