組織横断コミュニティを活用したエンジニアの育成

安定化する参加者と入れ替わる参加者
今年の夏から組織の中でコミュニティをいつの間にか主宰をすることになって数ケ月が経ち、主宰する運営サイドも出席者も大分慣れてきた。コミュニティは、参加対象者のスキルを自ら気づき、伸ばすことを目的としているため、ワークショップをメインとしている。その勉強会の趣旨が強いコミュニティも始めは進行表を作るなどコミュニティの運営を円滑にできるように入念にしてきた。それも何回か経験すれば、運営サイドも準備に時間をかけなくても当日のスライドを用意するための時間をあまりかけないで出来るようになったし、会場や備品の準備はパターン化できるようになった。参加者もだいぶ慣れたようでコミュニティの開演からライトニングトーク(Lightning Talks)、ワークショップに入るところにもスムーズになったし、何よりダイアログに対するハードルが下がったような感触を得られるくらいになった。
そうは言っても、参加人数は安定化の気配があるが、参加する人の顔ぶれが同じ訳ではなく、参加者にも業務の都合があるから半分近くは入れ替わるので、導入部分での自己紹介は止められないし、たとえ顔見知りだとしても近況までは知らないだろうから、それを知りあうことはその場にいる参加者の親近感を増すことに大切なことだ。
#いま、近況と書いたがこれを今後使おう。何かを変えていくことは必要なことだから。


参加者の視点と主宰者の視点は違う
コミュニティでは、ライトニングトークとワークショップをすることにしている。ライトニングトークをするのは参加者だ。ライトニングトークをしてもらい、そのテーマで聴講する参加者が何を感じ、自分はライトニングトークした登壇者が投げかけたテーマを目の前にしたときに、どのような振る舞いをしているかなど、“感じたままに”気付きを交換してもらうようにしている。このコミュニティは組織横断のコミュニティのために、同じエンジニアの参加者であっても業務が多種多様だから、ライトニングトークで講演するエンジニアの講話と全く反対な気付きが返ってくることが少なくない。
主宰をしている(おっと、認めてしまったら負けな気がするが)立場だからこそ、それこそ、ライトニングトークの登壇者と聴講する参加者の両方の視点が第三者としてみられるので、コミュニティ参加者とは違う気づきとファシリティの経験とスキルの伸長が得られる。
#この点からも運営はお得です。


組織横断コミュニティとしてもエンジニアの育成
ライトニングトークで登壇者が講話するテーマは、コミュニティの目的の範囲であれば、登壇者に委ねている。人の感受性、発想は人それぞれであり、その人の主観による登壇だからこそ、意義があることであって、テーマを絞りすぎるとライトニングトークをする登壇者の思考を止めかねないからだ。
運営する都合、スライドは直前であっても事前に受領し、ひととおり見ておく。登壇者が気づかない誤字脱字がないことが目的だが、主催者だからこそ、先にライトニングトークの講演内容を見られるという特権でもある。
#特権と識別することで苦行ではなくなる。

組織横断のコミュニティであればこそ、気づきとスキル伸長が目的であればこそ、今いる位置から成長しようとするエンジニアの集まり故の、主張したいこととタイトル、ストーリー展開の検討不足がときどきみられる。登壇者に委ねている故のことだからそのままでも良いのだが、このライトニングトークでの経験をはじめの一歩としてどこでも話すことを楽しく感じられる人になって欲しいという気持ちもあるのは事実だから、時間の余裕があるときは、コメントを返すこともある。出来る限り、Face to Faceで。

「ざっと誤字脱字がないか見たけれど、言いたいことはこれ?そうならタイトルをそれに近い言葉にすると“もっと共感しちゃう”んだけど。」


これは組織の中だからできること。気付きとスキル伸長という“育成”の要素があるからいえることであって、外部との課外活動ではその人から求められなければできないことだ。組織横断のコミュニティとしてのエンジニアの育成に依るスキルの伝承の一面も持つから。








  • 道具室(アプリとか)
  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)


週刊モーニングZUCCA×ZUCAが割と好きで試しにiTunesで検索したらたくさん出てきた...。

ZUCCA×ZUCA(2) (KCデラックス)
はるな 檸檬
講談社 (2011-11-22)
ZUCCA×ZUCA(3) (KCデラックス)
はるな 檸檬
講談社 (2012-05-23)


  • 視聴覚室
  • 調達室

PSPの音量が調節できなくなってしまったのですが...。