忙しいなら笑って仕事しなさい。そして人との会話を増やしなさい
割と多忙なプロジェクトなのにへこたれないのはなんでだろうねぇ、ワタシ。
いや、へこたれないのあなたじゃないの?って突っ込みたくなりますよね。まぁ、そうなんですが。
プロジェクトを“別に一つ”抱えているのに、別のプロジェクトに入った途端、毎晩終電に近い状態です。元のプロジェクトもそこそこ遅かったのにどう見ても後から積まれたプロジェクトの方が仕事のボリュームが霞んで見えないくらい背高のっぽさんなんだもの。
で、忙しいなら会話する時間も仕事をしている顔もムスッとして仕事しているかというと、まぁ、ディスプレイに向かっていれば感情がないようなジト目しているかもしれないけれど、それは誰だってそうだよね。考えながらディスプレイ見ているんだもの。ニッとしているときは、息抜きに別のサイト観てるんだな。
リーダだろうがプロジェクトマネージャだろうが、仕事は楽しくやらなくてはいけない。それは自分のためです。その仕事が苦痛に感じるなら、仕事を好きになろうという試みが足りない。それは、ひとり一人の志向も生理的なフィットもあるかもしれないけれど、自分に合う仕事なんてありはしないしそんなの幻想です。自分の性格を診断して適職を見つけようなんて、自分自身を自分の力で知ることまでは良いけれど、適職を見つけられるなんて短絡的に考えている時点で実は何も考えていないに等しいです。
仕事は好きになるものです。
それは、自分でその仕事をできるようになることから始まるのです。出来になれもしなかったら何も自分で手を掛けて価値を生んでいないのですから愛着を感じることなんてないです。バカとしか言いようがない。愛着を感じるからもっと良くしようと思うんじゃないですか。
女の子に親近感を持つから好きになるんじゃないですか。だから一緒に居たくなるんじゃないですか。
仕事だって一緒でしょ。「いやオレ割り切っているから。」なんて言うやつに限って好きなんですよ、仕事が。バレバレ。だって、一生懸命だもの。仕事にのめり込む姿勢が。
でね、そんなの最初からそんな感じに成れるわけないです。だから最初に仕事をできるようになろう、って言うんです。自分で結果を出せるように。
でね、最初は上手くやれないじゃないですか。ベテランになったっていくらでも初めての仕事ならコツを掴めるまで試行錯誤ですよ。デスマではないけどお祭りみたいなプロジェクトなら、自分でコントロールできるようになるまで必死ですよ。
そんなとき、苦しそうな顔をしていたらどう思いますかね。他人から見た自分じゃなくて、自分から見た自分。それ好きになるためにやっているのにね。だからね、笑いながらやったほうがいいんですよ。
「いやー、ひどいプロジェクトだよねぇ。あははっ。」って。ね、ほら、笑って言葉にすると誰かが聞いてくれるんですよ。
「またぁ、大変なプロジェクトヘルプしてるんだ。」
「でも、あなたなら大丈夫でしょ。」
「なんでだよ。お祭りなんだよ。」
「大丈夫だよ。あなただもん。」
なんか、ほら、笑うから、話すから会話して凝り固まった力が抜けるでしょ。笑うから。そしてね、ひどい仕事になればなるほど、会話が減るんですよ。仕事場でも家でも。だから、些細なことを話すんです。自分から。そのとっかかりは、
「おはようー。」
です。笑顔で。笑顔でね。「ひでぇ仕事だけど。がんばっているよ。」って。