間違えてよいところといけないところをちゃんと意識してね

ワタシ的にはちょっと怒りを超えて厭きれてしまうとか、紙を噛みしめているような何とも言えないそんな心境です。
何かというと、オンサイトに行って作業をしてもらったんですが、行ったメンバが案の定、期待を裏切らないでトラブルんですよ。手順書どおりにやればいいのにっていうレベルなんですけどねぇ。


仕事なので、スキルに応じて、習うとか覚えるとかそういった検証作業とか教育のような時間をプロジェクトの中で取らざる得ないこともままあるかと思うんです。それは、プロジェクトを構成する人的リソースの確保の観点から、必要なスキルセットを確保できなかったからプロジェクト内で調達することを選択したか、ある時期までに成熟度が達せられればいいと育成も織り込んでいるなどの判断をしているだろうから、です。


まぁ、そうでないプロジェクトもあるようですけど...。必要な時に必要なスキルセットのメンバが調達できないということも、思いがけない案件が“取れてしまった!”場合や超絶トラブルなプロジェクトとか。やめましょう、何の解決にもならないから。


さて、そういう背景でプロジェクト内でスキル育成をすることになった場合、必要な時期に必要なスキルレベルに育って欲しいわけで、そうした育成のアクティビティをプロジェクトのコストを掛けてやるんですね。目的は、先に書いたように必要な技術を覚えて「ひとりでできるもん!」って言うくらいになってほしいんだよぉ。ほんと。


限りあるプロジェクトの時間とコストを掛けて技術習得をしてもらうのだから、そうなって盛らないといけないと思うのは育成を計画する方の思いなんですがその思いがきちんと伝わっているか伝わっていないか疑ってしまうのは、実際現場に行って作業をしてもらったときの結果しか評価できないのがつらいなぁとつくづく実感したんですねぇ。


「あなたは(ワタシのこと)、教育をするときに目標設定をしたのか。」とか「理解度テストをしたか。」という人もいるでしょう。そんなのあたり前田のクラッカーですよ。実際の教育をするのは違うメンバだったんだけれど、きちんと申し伝えましたよ、後出しじゃんけんにならないように。だって、そこを暗黙知で期待すると120%そうならないんだもの。形式知で伝えても結果からダメだったけれどね。とほほ。


プロジェクトに関わらず、いやプロジェクトならものすごく意識をして欲しいんだけれど、それはね、時間が限られるからなんだけれど、与えられた時間で何かを学びや習得をしないといけないときがあったら、教育の教材を正常ケースばっかりの目線でばかりで見ないで欲しいのよ。


もちろん、正しいやり方が決められていてそのとおりにやらないといけないならそれは、そのとおり覚えてほしんだけど、その教育の教材だって完璧の100点とは限らないじゃない?それは学ぶステップ中に選択してほしい選択肢を選ばずにそれ以外を選択したらどうなるのか、やってしまったら何が起きるかを想像してみて欲しいんだ。システムがクラッシュするのか、顧客システムのネットワークが混乱するとか、将又それ以外のことが起きるのか、とか。


で、聞いてほしい。「どうなるんですか。」って。やっていい環境なら実際やってみてほしい。何が起きるか。そして、体で覚えてほしい。

オンサイトでは、なぜ、正しい手順でしか操作をしてはいけないか


その理由を。間違えてよいのは、プロジェクトの中だけです。オンサイトに行ったら失敗なんて許しません。そのための教育や研修なんですから。失敗していいところ、いけないところ。それを意識してください。