忙しいプロジェクトでわざわざチケットを切って仕事する理由
今、参画しているプロジェクトでは、所謂プロジェクトポータル的な情報共有の手段がありません。もう、メール、会話、アクセス制限が掛かっているファイルサーバ。
プロジェクトメンバが同一組織でアクセス権限を持っていれば、そういった環境下でも問題ないでしょうし、同一組織であるがゆえにメールと会話で知ったもの同士としてのコミュニケーションが成り立つでしょう。
でね、ワタシのところ、異種格闘技戦のような混成部隊なんですが。それで、メール?会話?アクセスできない人がいるファイルサーバという環境下で「どないせっちゅうねん!」ってもんです。
その上、途中参画なワタシ。情報較差が歴然とあるわけです。それでも、コミュニケーションスキルが高いメンバで構成されているのであれば、そういった較差も周りが気を使って、こちらも合わせて情報が等価に流れるようにするわけですが、そんなことを期待するなんて頭の中が「お花畑ですねー!!!」って言われても仕方がないでしょう。
だから、なんらか後で見返せすことができる仕組みの中に格納しておかないといけないんですね。それでもまた自分自身が若ければ、自分の頭の中というメモリ空間に記憶として放り込んでおけばそれはそれで成り立つのかもしれないけれど、何せ、異種格闘技戦なわけで混成部隊であるがゆえに、さらに大事なことは、ワタシがそれほど、いや、まったく若くない、という事実があるわけで。
興味を持っていることか、若しくは、強烈にトラウマになる経験でなければもう覚えてられることは限られるのです。ならば、何らかの外部記憶装置においてくことが大事で、できれば、一元管理が出来て、視認性がよいものがいいのです。
あと、記録を取ったり終わったタスクを消込するようなアクションでやった感があればさらにいいです。
結局、tracのチケットに、ToDoとして、課題として、兎に角、いれてしまう。ある決めないといけないことがあるなら、それを課題として入れておく。それを毎日みる。それが大事。で、due dateを入れておいて、「あぁ、明日までに決着させなきゃ。」とか、「ひぇー、期限超過してた!!!」とか汗を拭き拭きやるわけです。
でね、こうしてチケットに入れておくと、自分の備忘にもなるし、メンバと情報共有になるわけです。
「これやんなきゃ。」
「じゃ、tracに入れておくか。」
カタカタ
「これの資料どこにありますか?」
「tracの○○ビュー見て!」
て、感じです。ナレッジがたまるわけです。tracだからsubversionも使えるから、svnで入れておくと、リポジトリブラウザでブラウザでアクセスできるようになるので情報が欲しい人に恩恵があるわけです。そこにアクセスしに行けばいいのですから。
「○○資料の最新はどこです?」
「××フォルダの中の...」
「あざーす。」
チケットは、メンバにとっては情報共有ですが、ワタシにとってはあくまでアクティビティの備忘と資料整理場でしかないです。外部記憶装置として。そして、それを共有することが実際はプロジェクトの情報共有になっているのです。