プロジェクトルームをクリーンに保つということ


こうしたことは日頃からのプロジェクトメンバの躾として、discipline=規律としてやっておくも、ですが、ネットワークのようなファシリティになったらこれは日々の業務を止めることはしたくないので、休日出勤した日のどこかでやっておきたくなるものです。
#決して、休日出勤で仕事に飽きたから、ではないので。


プロジェクトルームをクリーンに保つ
プロジェクトルームはそれこそ他人が寄り集まって仕事をすることになるのです。なので、一人ひとりの日常が現れるわけです。思いのほか整理整頓する人だったと知ったり、荷物を投げ出したり資料が散らかったまま、だったり。ホント様々。


クリーンに保つ、その対象は、ドキュメントのような仕事上のものもあれば、持ち込むお菓子やお弁当などの殻もあるわけです。情報セキュリティの観点から言えば、前者は必要なところに収容して必要な人が誤謬せずにアクセスできるようにしておかなければならないです。一方、後者は直接プロジェクトの品質に結び繋回と思われがちですが、disciplineの観点から必要なルールはそれこそプロジェクトルームをクリーンに保つという観点でしっかり維持しないといけないのです。


ファシリティをクリーンに保つ
まず、作業するぷロジェとルームをクリーンに保つ、ですが、いくつかポイントがあると思っています。

・不要なものは捨てさせる
・必要なものは整理する
・ごちゃごちゃにしない
・ゴミは都度、集積コーナーに捨てさせる


特に、3番目と4番目のところをやっておく必要があります。それもガミガミ言うのではなく、物理的にそうできないようにしてしまう。例えば4番目のゴミは、プロジェクトルームの外に共有のゴミの集積コーナーがあるなら、プロジェクトルームからゴミ箱は廃止してしまうんです。


小さなころから教育されているので、ゴミがあればゴミ箱に捨てます。でも、そのゴミ箱に溜まったゴミを進んで捨てる人は少ないです。そうするとプロジェクトルームのゴミ箱がゴミで溢れてくる。でもだれもゴミを置くだけです。で、性格的に気になる人がブツブツ言いながら捨てにいく。そうすると善意で捨ててくれる人にストレスが掛かるわけです。


だから、ゴミ箱はプロジェクトルームに置かない。同じように不要となった印刷物も回収箱を置かずに、一人ひとりにシュレッダーに掛けさせる。そうすることで、不要な資料は捨てるという整理がなされるんです。


ゴミを放置させない、ごちゃごちゃにさせない、整理させるという、日々のふるまいの躾がなければ、プロジェクトで創るドキュメントもプログラムもその程度でいいんだ、と勘違いする人が出てきます。


一つひとつのプロセスを大事にする。一つひとつのプロセスで作るものは何度もやり直しすることがないように見えないといけないものは見えるように、不要なものは見せないでできるように、手戻をしない手順を作り込むことをそれこそ毎日やってもらわないといけないのです。


整理するは体系的に揃えるということでもあるし、MECEで考えるということでもある
ドキュメントをファイルサーバでsubversiontracで整理するとするなら、それは、そのオブジェクトを何も考えないでおけばただのゴミ箱だけど、それをリポジトリとして保管しておこうと思ったときにざっくりとしたグルーピングででも整理するならそのときには頭の中でそのとき持っている情報のグルーピングというオレオレの体系で整理しているわけです。


たとえオレオレでもそのときの価値観で体系だって整理するということは、そのリポジトリで分類した範囲のモノが格納されるし、それを日々見ていたらその分類に入らないものの存在が必要なのか存在するのか抜け漏れ落ちていないかなど、MECEに物事を考えられるきっかけになると思うんです。


勿論、気づかないかもしれないけれど。でも、気づくかもしれない。パタンとしてサブリポジトリがいくつか並ぶなら、そうしたパタンの中で情報がないサブリポジトリに情報がないのは異常と気づくかもしれないのです。


「アレが抜けているんだけど。」って。


兎に角、電子データはリポジトリの中に入れておく。ビックデータ私家版です。溜まっていれば探せます。分散していれば探すのは大変だし見つからないです。


情報を散らかったままにさせない。整理整頓させる。不要なものは捨てさせる。プロジェクトルームもリポジトリも同じです。なので、躾を同じようにするのです。