“ふりかえり”をしよう。やりっぱなしにしてはいけない。


プロジェクトでちょっとしたトラブルのタネのようなヒヤリハットのようなものはゴロゴロしているものです。ある作業をしようと計画を立てて、作業をするための具体的な手順まで整理して行ったのに、当日、現地にっていたら「想定と違った。」ということなんてザラです。


でもその想定と現地の環境とのギャップがあることは、よくよく全体のスケジュールを考えてみればわかったことでした。で、こうした“想定と違った”ということはそのままでいいのか、ってことです。


何分、実際にあったこのケースでの現地でのギャップは他責であったわけですが、他責だからといっても自分たちの予定を狂わせるわけで、そうしたときに後々の手間を考えれば、予防をしておく方が何倍もいいわけです。勿論、ギャップを
想定して何ら手を掛けるということは、その分のコストを伴うわけで、それを是とするかっていう判断もあるわけです。


でも、その作業が繰り返されるのであれば、また、対応するメンバが違う可能性があるのであれば、次の機会に行くメンバが困らないようにしておくことも、作業を間違えてしまうというリスクを予防するためにも必要だとワタシは判断するのです。


で、何をするかと言えば、想定と現地のとのギャップで予め知るための情報は何があるかを確認しておこう、というものです。想定していた環境と現地の環境の差異なのであれば、それを知ろうよ、って。その情報元を押さえておこう、って。


さらに想定とのギャップで今回手を打ったやり方で対応できるなら、それを入れておけ、ってことです。


でね、これ今回の作業で得た経験をフィードバックしないと何もアクション出来ないんです。何もアクション出来ないし、現場合わせでやってしまったことが最悪そのままになってしまうんです。こっちも危ない。


「想定と違うね。」
「どうする?」
「ローカルに設定すればできね。」
「今はそうしておこう。」


想定と現場と違うときに、“何を違うと認識したか”と“なにをどう変えて暫定対処したのか”ってことです。


想定外のときの作業って、大体いい加減なものです。過去の経験をベースにその場で思いついたものをするんですから。メモが残っていたら万々歳なときだってある。メモを取りなさいって躾をしていなければ、自律させていなければあやふやな記憶だけでしかわからない。


それでは困るのです。だから記録を取るようにするためにも計画を立てさせて行かせて、その上での想定と違ったときにまず、現場の状況を確認するためにもメモを取るわけで。記憶は信用するなって言い聞かせないといけないんです。


メモを取らせて、メモを持ち帰って、フィードバックしてもらう。そして危険予知する必要があるのかないのかを“ふりかえり”をしてもらうんです。


ふりかえり、大事です。