(夏休みの課題)必要なスキルセットとスキルレベルをもったエンジニアをロールにアサインしないと誰もが炎上することはわかっているのに火消しをすると忘れちゃうのはなぜかを答えよ。


世間はお盆だとか夏休みだとかすっかり通勤電車も客層が勤め人からファミリー層がブレンドされていますが社畜のみなさんは今日もお勤めご苦労様です。>ワタシ。


艦これのE1もなかなかボスに到達できず痺れを切らして情報を集め、索敵が上がる装備をデイリーで作ったりして彩雲を載せてみたりしたら途端にボスに到達するようになってあっという間に3つほど削れたのが昨夜なのでした。まる。


ところで、ワタシがプロジェクトのチームを編成するときにとても重要視していることは、デリバリーする「チームのキーとなるロールはどれか。」です。案件の引き合い時点では、顧客が何をしたいのかとか、ある意味テンプレートにそってスコープなり必要となるだろうリソースを推察しながら営業経由で顧客から情報を取ってもらったりするんですが、その時点で見定めておく必要がある項目にスキルセットがあります。だって、物作りするのに必要な技能をもったエンジニアが集まらなければ顧客が要望するものが作れませんから。


その必要なスキルセットもチームを組んだときにどのロールに必要なのか、そのスキルはどのレベルが必要なのか、と割とうるさく聞いて明確にしておきます。これがワタシがレビューアだったら、提案なりプロジェクト計画でなり、「チームのキーとなるロールはどれ?」と必ず質問する項目です。


よくあるあるなのは、適用する技術と必要な技術レベルを持ち合わせていないチームを作っておきながら、プロジェクトをプロジェクトマネージャに丸投げしてコトが起きるまで放置するパターンです。得てして、こうしたプロジェクトのプロジェクト特性はミッションクリティカルだったり、そうそうに止められないシステムだったりするんです。


ミッションクリティカルだとか止められる時間が短いとかさまざまなシステム特性は割と顧客が話す言葉から拾えるからそうしたハードウェア構成やネットワーク構成の機器は揃えられたとしても、そうしたシステム特性を持つシステムをデザインしたり、実装できるエンジニアをちゃんと必要な時期に必要なロールにアサインできてますか、って話です。


で、まぁ、チーム全員に必要なスキルセットを持ったエンジニアをアサイメントできるなんてことは稀だし、稀だからそうしたチームが組めると「ドリームチームだな。」なんてもてはやされるわけで。


現実問題は、スキルセットは揃えられたとしても、スキルレベルが足らないとかだし、最悪は「そんなチームでいいのか。」と目を疑うわけです。レビューアで関わっていたら、そんなチームだとわかった時点でサポートを付けることをコミットさせますけど。


で、なければ炎上します。確実に。チームのキーとなるロールにエンジニアをアサインできていればあとは力技の問題です。でも、キーとなるロールにアサインできなければ設計も実装もできないです。そうしたプロジェクトが時間だけ進捗すればろくな設計ではないだろうし、実装だってどうなるかは想像がつくと思うのです。


それって、その事業に責任がある人がね、それこそ事業継続の危機管理の観点でちょっと見ればわかることだと思うんですけどね。それをしないのはスキルがないのか、コトが起きたら火消しをすればいいと思っているのか、いずれにしてもバーンと炎上しなければスキルセットやスキルレベルが十分なエンジニアを投入することはないですよね。ワタシ的には最初からフルアサインではなくても入れておけば後から火消しで投入するより安く済むのに、って思いますが。