普段の仕事をパターンに汎化して自分の実力を計ってみませんか


同じ組織の仕事でも所属が変われば別の世界だったりすることがあって、そうした経験ってある意味「とても貴重だなぁ。」と思うんです。だってね、そういったことがなければ仕事のフレームワークがずっと同じ延長線の上に日々の仕事が流れてくるだけなんですから。それが、組織の都合で所属が変わることになれば、新しい仕事のフレームワークに戸惑ったり、理解に苦しみながらも習得しようとしたりするわけです。脳細胞と身体ともに汗をかきながら。ずっと同じなら仕事をある程度習得したらどーにでもなっちゃいますからねー。まぁ、必死こいて仕事を覚えないとごはん食べられないからしょうがないんですが。


で、仕事が変わると意外とびっくりするのが新しい所属の仕事が人の手間が多いアナログだったります。アナログなアナログで良い悪いというより、きちんと評価している前提なら仕事を機会化するよりアナログに人手で対処する方が「安い」かったり「複雑なので変化に対応しやすい」とかだったりと自動化しないで自働化しておくことの優位性が判断されていれば、それはそれで「そうだよねー。」と理解できたりします。


機械化や自働化かどうかより新し所属の仕事を別の観点で見てみると興味を持てたりします。何度か所属やロールが変わったとき、新しい所属の仕事を教えてもらったり、ロールで果たす仕事のレクチャーを受けたとき、そのまま覚えるのではなく「業務フロー」としてとらえようとするんです。


新しい仕事を教えてもらうときは大体2パターンあって、

  1. 口頭説明のみ
  2. 業務説明のメモ


のどちらかで説明してもらうことが多かったです。で、2つ目のメモも仕事の一覧だけだったりすることが多くて「なんじゃそれ。聴いてメモって理解しないとダメじゃん。」みたいな。一番ひどかったのは口頭のみで、

「仕事の定義はない。」
「全部やって。」


でしたけど。まぁ、マネージャたる者全部やらんとビジネスが回らないのはそうなんだけどさ、でも「責任持つ範囲ってあるじゃん?」って思ったに違いないですが、もう昔のことなんでいいや。


それで、ワタシが普段から何気なく気にしている観点は、自分の理解で業務フローというか

「パターンを見つけ出す。」


です。


これが意外と楽しいんです。なかなか業務をパターンとして表現する機会はないですから訓練にもなりますし。別に、新しい所属の業務でやる必要もないので今所属している組織の仕事の業務フローをパターンしてもいいんです。


でね、実際に図に描いてみたり、wikiで表や作業のステップに言語化してみたりすると、表現の稚拙さや言葉の語彙の少なさや解り易い図解や言葉の表現が「できない」ことを改めて自覚したりすることができます。


これはなかなか自己研鑚として良いですねー。他人から指摘されるときに期限が悪いと頭にきたりすることもありますけど、自分が自分にダメだしするわけですから、あとは自分で何とか折り合いをつけるほかないです。そうした葛藤も棚に上げた上でも、自己研鑚としての学習の機会はあるものです。


できれば、パターンなどの普段使い慣れていない手法を試してその手法が使えるか使えないか、自分の理解と実践のレベル差を知るという観点でもワタシは続けて行くだろうし、「みんなも試してほしいなぁ。」と思うんです。