レビューあるある
レビューの場で繰り広げられる日々の風景。
レビュー資料が直前に届く
せめて概要だけは事前に教えて欲しいです。初見の資料のレビューなんて本質的な疑問を発見できる可能性が低くなります。そのような状況では、レビューイにとってレビューを受けた意味のある質疑を期待できません。
数字が合わない
レビュー対象の資料に記載の数字が合わないのは資料自体の信憑性が問われます。その数字が御見積もり書とかであったら信用してもらえませんよね。即、リジェクトものですよ。
レビューイ同士で意見が衝突する
レビュー資料に対して質疑の受け答えをしている最中、レビューイ同士の意見が衝突することがあります。あの、痴話喧嘩はお二人で済ませてからおいでください。
分担執筆で整合性が取れていない
資料を分担するのは構いません。専門性もあるでしょうし、いくつも作業を抱えているでしょうから効率も考えてご対応ください。
でも、それをリードする方は、最終責任を負われると当方では認識しておりますので資料全体のコーディネート、プロデュースをお願いします。
資料の構成のロジックがない
資料を作るとき、作るに当たって目的があると思います。顧客の要件を畳みたいとか、システム方式の選択肢と選択する理由とか、そういった文書を作成するときの、です。であれば、目的を達成するための道筋、シナリオ、ロジックが必要になるのでは、と思いますし、当然検討されてくると思われますがどうにもそうした思想がないことがあります。
そのような資料の場合、核心を突くような疑問を呈すると途端に資料が破たんしたり木端微塵になったりします。
こちらについても十分理論武装の上、レビューにお望みください。
レビューが差し戻しされると微塵にも思っていないく
やんわりと、優しくですが、承認できないものはリトライをお願いしております。平たく言うと、同意できないものはリジェクトします。再度の挑戦をお願いします。
レビューの効果の期待できない
レビューアの中には、資料の価値を損ねる本質的な疑義に対してコメントを付けることなく、「てにをは」とか「言葉選び」とか「体裁」とかばかり指摘するレビューアも存在します。
そうしたお作法的でベーシックでどちらかと言うと躾に分類されるようなことも、そうしたことに価値を置く顧客もおられるので大切なことですが、まずは資料を棄損している可能性のあることに対してコメントを付けてくれるレビューアの話を受け止めましょう。
「てにをは」を丁寧に指摘していただけるレビューアとは事前に文書レビューでもしていらしてください。お互いに捗ります。
資料を口頭で補足説明しないと意図が伝わらない
資料を読んだだけでは、資料の目的を達成できないほどに説明が少ないとか説明内容がページをまたがるなど資料の構成や表現に難点が付く場合があります。もちろん、それに気づけば質疑応答するわけですが、そうした資料は得てして捕捉がないとわからない資料となっていることが多いです。
できましたら、黙読でもいいので一度この資料を読む型のつもりになって、資料だけで意図が伝わるかをご確認ください。その際、脳内で補完されるようであれば資料はまだ未完成、とご認識頂けて結構かと思われます。レビュー前に資料の改定をご検討ください。
以上