システムエンジニアは何と戦っていると思う?


ほら、時々見かけるでしょう、何かと戦っている開発チームのメンバさん。こちらからすると「そんなキーワードでスイッチ入っちゃうの」とか「それ地雷だったんだ…」とか。特に、地雷踏んじゃった系はコンテキストがわからないときがあるから、周りはキョトンとしちゃったり、置いてきぼりを食らった感じになるわけです。


迷子のエンジニア
タスクの完了イメージ合わせは、タスクに手をつける前に済ませて、理解の確認のための復唱をしたつもりがまったくわかっていなかった…というか、自分の世界に羽ばたいてしまって戻ってこない…。


お願いだから、旅立つ前に作った地図と自分の現在地と照らし合わせながら飛んで欲しいなぁ。


匠を目指すエンジニア
あのですね、自分が作って、自分で「これは出来損ないだからまだ完了にするわけにはいかない」なんて言わないでください。そんなの、自分のお店を持ってからやってください。


納期厳守ですし、出来が悪いから店を開けないなんていえる立場ではありません。その前に専門家としてお給金いただいている以上はプロフェッショナルとして任されたタスクは80点は取ってください。それが専門家としての本分ですよ。


レジスタンスなエンジニア
自分が作ったアウトプットの一部でも指摘されるとシールドを張る方がいらっしゃいますがそれって、別にあなたを批判しているのではないんですけど。


あなたが書いている仕様に間違いがあったり、後工程に持っていくときにあいまいだからそれを「直しましょう」とモノの修正を提案しているのであって、あなたを修正するつもりはないんですが。第一、そんなのマネージャじゃないんだから、そんなところまで踏み込まないですよ。


甲殻エンジニア
なんでそんなに自分の殻に閉じこもっているんですか。それじゃ、独り立ちはしたけれどリーダや先輩のチェックの手間がかかる中堅の入り口レベルのエンジニアじゃないですか。


担当するタスクだって前後に他の人と連携したり、一緒に走るタスクなら横並びで同期したりすることもあるでしょう。それを絶っちゃっていいわけないじゃないですか。それでは、キャリア的にも先のステップに上げられないですけど。だって、自分の担当範囲ですぱっときっちゃうんですから。手を出すかどうかは別だけど、配慮しておかないと後々自分のタスクで周りから煽りを受けちゃいますよ。


しもべのエンジニア
なんで、それやらないといけないんですかね。まだ、プロジェクトとしてやると決めたわけじゃないですよ。お客さまが言ったことはすべてやるわけじゃないんです。


いいですか、あなたの工数はただじゃないんです。だいたい、もともとのタスクがあるでしょう。それをどうするんですか。え、両方やるんですか。いや、ちょっと待ってください。あなたそんな2倍速の生産性出せないでしょう。だめだめ。絶対にダメ。やるやらないはプロジェクトで決めますからね。ご自分の担当作業をまずは片付けてください。