たたき台のたたき台を作る習慣がパフォーマンスを上げる
最近、一から作ることなくなったような…と思ったけど、よく考えたら書物を頼まれていたことを思い出した。危ないあぶない。えっと、一から作ることがなくなったように感じたのは一から何かを作るときに「コピー用紙」を使って頭の中でブレスとしていることを描く機会が減ったから。
あの「コピー用紙」に頭の中を描き出すの面白いんですよ、ワタシには。だからそれがめっきりなくなったので最近していないなーと。そういえば、体系だったもの、例えば研修のテキストなんぞはmindmapにキーワードやテキストの目次構成をダーって打って、ちまちま見直してってやるからコピー用紙じゃなくてPCでやるんですがやっていることは同じですね。
この、頭の中で考えていることの最初の段階でいかに早く自分の目に自分が考えていることを認識させるかという行為がとても大事なんですよ。でもそれをなかなかやらない人が多くて如何してなんだろうなぁと不思議なんですけど。
だいたいそういう人は2つのタイプに分かれるような気がするです。1つ目は、パワーポイントなどにいきなり完成版を作るパターン。もう一つは、納期間近になって慌てて考えて考えきれない人。
1つ目の人も、さらに分かれていて途中で見せてくれる人もいますが、あと少しとか言って隠す人が多い印象を持っています。途中で見せてくれる人は、先にそのスケジュールを入れてきますからね。あと少しという人は、結局、納期ギリギリまで引っ張るんですよ。2つ目の人は、ご想像されたとおり結局形にならない人。
どっちにしても納期に終わらなければ同じなんですけどね。
慣れている人は、ドラフト版の前の段階で周囲に見せて方向性を合わせてくれるんですよ。だから、先に進んでもズレていないし、先がお互いにわかるんです。「あと2−3日で予定通り終わるな」とか「今回は半分までかな。スケジュール調整したほうがいいとアドバイスしておこうかな」とか。
期限のある仕事でも定型化されているならそれはもうパワープレーですからあとはやるだけです。それでも手が足りなければ助けて貰えばいいし、定型化されているので誰でも手が空いていたらお願いできる。
でもですね、定型化されていないアドホックな仕事はそうはいかない。
だから、早いうちにドラフト版の前の、そう、たたき台のたたき台の段階でイメージ合わせをしておくことは大事なんですよね。
こうした仕事のやり方って、プロジェクトなら最初から最後まで活用するのに誰も教えてくれないんですよね。みんながこのやり方をしてくれればいろんな意味でプロジェクトのパフォーマンスが最大化されるのに。
たたき台のたたき台を作ってみせる習慣をつくりましょう。