ごはんとコードマッチョとリラックス

最近数年、お昼ご飯を当番制で作ったり、ケータリングで用意したりと「ごはん」を仕事場で一緒に食べる習慣を持つWebサービス系のベンチャーが多いですね。


そういったベンチャーはアウトプットを競うようにコミットしたり、コードをレビューをしたりとコーディングの筋肉を鍛えるマッチョみたなコーディングの体育会系と呼んでいいのではないかという印象があります。


さらにそうしたベンチャーはオフィスのデザインや快適なインテリアを用意して安らぎとかリラックスできる環境を積極的に作ったりとおしゃれなオフィスが多いですよね。


で、この3つってアレですよね。アレ。何か想像つきませんか。


そう、食欲、性欲、睡眠欲じゃないですかね。ごはんはそのまま食欲です。で、性欲って上昇志向とかに置き換えられるらしいのです。そっちで満たされると代替が利くらしい。で睡眠欲は身体を楽に回復するわけで、それを生かしたデザインのチェアやおしゃれなオフィスでリフレッシュする、と。


で、この「ごはん」と「コードマッチョ」と「リラックス」ですが一番効果のあるのが一緒にごはんを食べる、でしょうね。


何でいいのかと言うと、仕事場でごはんを給仕していればかならず全員で同じごはんを食べる時間が一緒になるので、生活習慣、リズムが出来るんですね。


その生活習慣・リズムが出来上がると例えば仕様でデザインを揉めたりしてもごはんの時間になったら一時休戦です。で、頭が冷静になる。で、おいしいごはん食べるので感情も緩和されるわけです。


だからチームの関係が家族の関係に近くなりますね。そういう関係が出来上がったらなかなか壊れないものです。


ベンチャーのオーナーはそれを無意識に狙っているんじゃないですか。