進まないタスクの進捗に嵌ったときに取る3つの行動


おかしいんですよね、頭がいい人が集まっているプロジェクトのハズなのに、まるでハルヒの夏休みのように元に戻ってしまう。とうとうわたしも二次元の世界と行き来できるようになったんだ、なんて妄想は1ミリもしなかったけれど。


スコープの対象はこれこれですね、と資料をわざわざ印刷して目の前に置いてペンでマークを付けているのに次のミーティングでは違うようなこと言われたり。ドキュメントはこのように作成するといいと思いますよと、やっぱり紙に図を書き込んで可視化してもちょっと違ったものが次に出てくるのは一体誰の仕業なのかしらん。やっぱりわたしは宇宙人や未来人と話をしているのかもしれない。


そのタスクのすり合わせを初めて3週間が経っていたのは納期を設定してあって、それが気になっていたからで。専門家としては、一旦は手離れさせておかないとプロジェクトとして拙いと認識してたからで。最初は情報収集の打ち合わせから始まったけれど、ステークホルダの思惑やしがらみから抜け出せない状況が続いているのは一旦全体なぜなんだぜえ、です。


欲張る人は何も得られない。納期のある仕事、タスクを抱えている人、特に、マルチでタスクを抱えている人は欲張ってはいけないのです。仕事、タスクはシンプルなアウトプットを設定することが納期に確実にアウトプットを得られる鉄則です。欲張る人は納期にまでに何一つ得られません。ただ、終わっていないという事実だけが残ってしまうのです。欲張りたならこそ、ひとつ一つ終わらせることです。


ドキュメントを修正しましょう、というタスクなら、修正の起因に限定しないとその仕事は終わらないのです。何をするか、何をアウトプットするかを仕様として決めて仕事に掛かることが終わらすための第一歩です。そこに、他のドキュメントと横並びしてほしい、表現を洗練させてほしい、という要望は、次のバックログにすることで、一旦は修正作業を終わらさせてしまうことです。


仕事やタスクの仕様を決めるということは、作業の軸、考え方を持つということです。あれこれ間れする資料を集め作業をすることは必要ですが、資料を見るたびに考え方が変わってアウトプットまで影響することがあるのであれば、まだその仕事に手をつけること自体が早すぎたのです。軸を持っていないということは、ロジックを持っていないということと同じです。外から何か言われるたびに振り回されます。


それでいいのかと尋ねれば、そんなことはないと答えるでしょう。であれば、軸を持つことをしましょう。もし、考え方の軸が間違っていたことが後でわかっても軸がはっきりとしていますから影響は明確です。その軸を正しいと思う方向に変えればいいのです。


最後に、納期にとにかく間に合わせるように周りを促すことです。納期までに到達したい完了イメージを伝え、今どこにいるかを示すことです。理想をいつまでも語っている時ではないのです。現実を見つめて行動をすることが必要なのです。


仕事のボールを温めすぎたり、持ちすぎてはいけません。一旦、手離れすることです。きちんとした品質を確保して。