プロマネを育てる マネージャ
プロジェクトマネージャになりたいエンジニアよりプロジェクトマネージャを必要としているマネージャの方が多いのです。それはビジネスを拡大する目標が有る限りその関係性は続くのです。
だから、組織はプロマネを育てなければならないといい、それを現場のマネージャに振るのです。残念なことに現場のマネージャが育て方を知らないので何をして良いかわからずに成り行きで進め、期待ばかり積み上げ、でも効果的な育成の支援は行われないため、結果として勝手に積み上げた期待に達しておらず、育っていないというのです。
マネージャの役割
プロマネ候補者に限らず、マネージャはエンジニアを育成するのが仕事の一部です。事業を拡大するという意味合いでは、マネージャのエンジニアの育成が全てです。エンジニアが育たなければ、拡大したいビジネスの受け皿であるエンジニアを用意できないのですから。
プロマネ候補者の選出
マネージャはプロマネ候補者を選出して育成しなければなりません。ビジネスを拡大する上で、プロマネばかりいても仕方がありません。いや、そういうビジネススタイルならいいですが、プロジェクトを構成する要素としての役割があるもので、そのうちの一つがプロマネだとするならば、他の役割を担う専門家が必要になるからです。
プロマネ候補者の選出は、マネージャの目利きによる選出もありますが候補者自らの自薦のケースもあります。何れにしても、マネージャの判断で候補者を選出する必要があるのですが、マネージャが素養を持つ候補者を選べる力量を持っているかどうかは別な話です。
育成機会の創出
マネージャが行わなければならないのは、プロマネ候補者を育てる場を作ることです。場がなければプロマネ候補者が経験を積むことができないのですから。
育成の機会は、プロマネ候補者の学習の場でもありますが、マネージャがプロマネ候補者を選別する場でもあります。
プロマネ候補者の選別
何を選別するかというと、プロマネ候補者の力量です。どのサイズまでのプロジェクトなら任せられるか、どの人数までなら目が届くか。プロマネとして安定したプロジェクト運営ができる限界点を知っておくことはマネージャが限られたリソースをどのたいミグで振り分けるかを判断する材料になります。