エンジニアになった途端に傾聴力というコミュ力を求められ…
ブコメでは当たり前のことを書きましたけど。
国語はもちろん、数学も英語もなんでも、まず日本語を介して覚え、日本語の設問からそれぞれの教科の確かめたい理解度の表現方法で回答する仕組みですから、最初に身につけるのは日本語の国語、です。
ということを子どもが生まれたときには気づいて(どこかで見聞きして)いたので、国語から学習させました。
ただ、これは試験を解くという仕組みの中での話です。エンジニアの仕事では変わるのでしょうか。
学生は読む力、エンジニアに必要なのは
ではエンジニアはどの力がいるのでしょうか。読み書きそろばんで例えればどれでしょう。
聞く力と思うのですが。
あ、読み書きそろばんには入っていませんでしたね。
要件を聞く、制約条件を聞く。何を実現したいかを聞かなければ実装できませんから。でも、一方的に聞くだけの力ではないです。プログラムに変換するために必要な情報を聞き取らなければなりませんし、聞けるのは要件ですから聞いた後にまとめ、プログラムに変換する理解する力もその後に必要になってきます。
学生が読む力を必要とするのは、読む対象が正であるという暗黙の前提があるからだと思うのです。
つまり、与えられる情報が神様、なのです。
ところがエンジニアは与えられる情報が不確かです。何が不確かといえば、まず主体的に実現したいシステムが何であるかを想定しつつ情報を取りに行かなければなりません。お仕事として契約している範囲で納めるという制約条件がついて回るので何でもいいから聞かせてというわけにはいきません。
あくまでも契約の範疇で聞かせて、が前提です。ですから、前提をもとに仮説を組みそれに必要な情報を聞かなければならないのです。
学生に必要とされる力との違いは、読んで理解する対象の情報から集めるために聞く力です。
ただ、面倒くさいことに聞く相手に仮説を持って何を実現したいかを聴きに行っても相手が実現したいことの詳細を知っているわけではないという難題があります。だから、これまでは具体化を順に詳細化するウォーターフォール型のシステム開発手法がとられていたのですが、なにせこれを実現したかったのでしょうと実物を見せるタイミングが全部できてからしかできなかった(モックも実装するそのものではないということで…)ので、これでしょと動く実物を見せられるアジャイル開発のシステム開発手法が特にビジネスが早い業界や体力のない顧客に受け入れらているわけです。
結局、これでしょと物を見せる前に聞いて理解して作るがあり、最初は聞く力何ですよね。それで仮説を立てるところでまた罠があって、思い込みすぎるとせっかく聞いたのに空振りをするという…のは棚に上げて、聞く力というか聞き出す力が日々試されているのですよ。
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