全体進行押さえてないのにハイハイ受けてはいけない
今、あなたがjoinしているプロジェクトの全体の進行状況を押さえているのは誰かすぐに挙げられるだろうか。
プロマネ、PMO、スクラムマスタ、PO、それとも、メンバか。アナタだったらいいのだが。
誰であっても、プロジェクトの進行全体を押さえてないと、それもスケジュールとリソースを押さえていないと突如トラブったり(トラブルは突然トラブルものじゃなくてじわじわとくるものだが)不意打ちを食らったりするときに咄嗟の判断することはできない。
なぜ進行全体を押さえてないと咄嗟の判断を間違ってしまうか。
それは、根拠なくやる、ならないを言ってしまうからだ。そしてほとんどのエンジニアはやると言う。なぜなら、
- いい人と思われたい
- バイアスが働くのと断る説明が面倒なの
- 断る根拠を説明しないとけない
と思い込んでいるからだ。
ハイと言ってしまう理由の3つとも
- エンジニア自身の都合
- プロジェクトへの参画の仕方がドナドナされた労働力
のどちらか。どっちにしてもとてもプロと呼べる仕事ぶりではない。
例えウォーターフォール型のシステム開発手法を採用してて、PMがいて、リーダがいて、そしてアナタがメンバとして参画していたとしても、プロジェクトの全体進行を知らなくていいと言う理由にはならない。ましてや全員がバックログで意思決定に関与しているアジャイル開発では。
顧客から見れば、どのような役割でも専門家として期待されている。顧客は専門知識を持っていないからエンジニアを雇っている。
エンジニアがプロフェッショナルとして責務を果たそうとするなら、プロジェクトの目的を達成するために自分に期待されていることをどう実現するか考え、プロアクティブに手を打っているはずだ。
プロなんだから。
エンジニアリングが専門家であるためには、全体進行を押さえて物事を判断できていないとおかしいのだ。押さえていないなら、顧客やステークホルダーの要望に応える資格はない。
第一、コミットしてしまったらプロジェクトがやると言うことになるのだ。
それを全体進行を押さえていないエンジニアはわかっていない。わかっているプロは、あとどうなるかをその場でシミュレーションしていいダメの判断をしている(はずだが時々おかしい判断をしているなら、前述のいいかっこしたいだけだから絶対に止めよう)のだ。