SIerしぐさ(えすあいやーしぐさ)
SIerしぐさ(えすあいやーしぐさ)とは、NPO法人SIerしぐさが「SIビジネスのリーダーたちが築き上げた、プライムベンダの行動哲学」と称して普及、振興を促進している概念である。
対抗する概念に、アジャイルしぐさがある。
『SIerしぐさ』であるとされる例
バグかしげ
不具合のうちは互いの仕様を外側に傾け、不具合であることをバレれないように躱すこと。
肩贔屓
客先の廊下を歩いて、担当IT役員とすれ違うときは次期社長と呼びつつ歩くこと。
ご挨拶泥棒
断りなく顧客を訪問し、または、約束の時間前に伺うなどで顧客へ挨拶に伺うのは重い障害(本番障害)を抱えている。
高値あやまり
たとえば顧客の提案をわざと降りたときに、「すみません、こちらが高値でした」とSIerが謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと。
リスク押し付けの道
リスクは真ん中を取るのではなく、SIerが取るのはリスクの3割にして、残りの7割はコンテンジェンシー時などに備え顧客に渡すこと。
バッファ浮かせ
複数の大規模開発などで後から線表に合流する他プロジェクトからの質問票一つ分回答を先延ばしして自社のバッファを作ること。
共創しぐさ
「イノベーション」「顧客体験」と文句を並べ立てて逆らうことをしない。顧客からのバリューある言葉に従うことが、SIerのビジネスの共創にもつながる。また、顧客との協業的側面も感じられる。
品質しぐさ
野暮な「品質向上」などと張り紙がなくとも、品証部門が同席する場では品質未達の話をしない。
ソショー
SIerの研ぎ澄まされた訴訟に対する第六感。五感を超えたインスピレーション。SIer(SIer子会社)はこれで東京地方裁判所での訴訟を予知したという。