業務効率化を評価につなげるために
生産性向上や業務効率化は評価されないらしい。それは評価制度に合わせた業務効率化の活動テーマを設定できていないからではないか。
自分がある業務で業務効率化を活動テーマとした(もしくは上長から相談を受けた)、とする。
目標設定の方法
ゴールは業務効率化であるから、現状の業務の実態が基礎になる。つまり、比較対象元ということ。企画業での現状把握、現地調査のようなものだ。
2番目に、現行とは違うやり方、道具の候補を探す調査が必要になる。
3番目には、2番目の候補から選定基準を作り、1次評価を行う。
4番目には、評価結果から業務改善案を仮組みする。
忘れてはいけないことは、どうしてそれをやらないといけないのか事業上の背景をその事業の責任者の口から聞くことである。これが業務効率化の錦の旗になる。
ここまでは実際に業務改善をやろうとするときの台本である。
これを目標と繋げればいいわけだ。
あと、依頼者はビジネスをやっている人物である。どうしてわかるかって。それはなぜやらないといけないかを聞いている人の役職でわかるだろう。少なくとも事業の責任者であるのだから。
であるから、目標設定時にはビジネスのゴールを嫌が応にも設定せざるを得ない。つまり、誰の困っている課題かを解決するかを理解すればいいということだ。
業務効率化前の世界 → 台本に基づくアクティビティ → 業務効率化した後の世界
得てして、業務効率化前の世界で現行どれだけ非効率なのかなんて誰もわかっていないし、把握していない。だから、とてもひどいことになっている事実を掴めばいいし、仮に目標を設定するときには、少し聞いたところだと事実(の一部)に基づいて相当ヤバイとすればいいのである。
で、目標は、事業責任者の課題を聞くと大体費用半分にしたいとかいうので、そういうのを将来の目標として、と今はやるかどうかわからないけど、と断りをつけておく。
気にしなければならないのは、業務効率化した後の世界の面倒を見るつもりで台本を書くことである。これはやった後の始末を放り投げてしまうと評価は最悪になるからやってはいけないべからずである。
これをやってくれたら十分評価するよ。大変だろうけど。