だいぶ手に余るタスクを無茶振りされたときの着地点の探し方
もともとタスクA(タスクと言ってもプロジェクトレベルの規模である)を前任者Bから引き継ぎつつ、やることになっていた。
その一部分としてのタスクがある。これは現任者Cが仕掛かり中である。気になって見たところ(ズカズカと土足で上がらないように靴は脱ぎつつも)覗いてみると中身がアレだったので、文化的に合いそうな提案して、仕掛かり中だったところの軌道修正をするなど、いわゆるテコ入れをした。
それはサブセットなので違和感はないのだが、もともとのタスクAを調べてみると、こちらの要領を得ないところがあり、なかなか進まない。手探りでアプローチ方法を見つけようと試行錯誤している、と表現するのが適当かもしれない。
手探りになった原因
タスクAはマイルストーンが決められており、ステークホルダが多い。そのスケジュールは別の部門が決めており、マイルストーンだけがぼんやりと(月レベルで)ある。
今思えば、そのスケジュールからどうすればいいか、タスクを組み立てようとしていたことがどうやら間違っぽい。
打開の緒
どうも腑に落ちず、元ネタを読み込んでみると、文書化されている業務がちぐはぐではないか、と思えてきた。そこで、元ネタから業務を可視化しようと、手描きで図を描いてみた。
トヨタ生産方式にもとづく「モノ」と「情報」の流れ図で現場の見方を変えよう!!
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なんだこれは。
たぶん、文書化した元ネタは、図式化した構造から見ると一度もろくにやっていないとしか思えない。多分、他所から雛形をもらってきて、それを移植したのだろう。これでは運用が回らない。
頭を整理するには、図を描くに限る。対象のオブジェクト、登場人物をプロットするだけで良い。
横スクロールに描けば、時間の軸の意味を付加できるので業務フローになる。
立て直し方針
プランAは、現行のマイルストーンをクリアすべく、最小限の対応で文書化されている業務を行う。だが、これでは現場がついてこれない。
そこでプランBだが、文書化されている業務のうち、やらなくても良さそうな業務を一旦、削ぎ落とす。その際に、回らない業務を回せるように組み直す。端的に言えば、文書化された業務を捨てて、作り直すということである。
どうせやっていないのだから、誰も困らないし、誰にも影響しない。やっていないのだから、サンクコストは文書化したコストだけである。
削ぎ落とすのは無慈悲にやってはいけない。よりどころが必要である。御本尊は持ち合わせているので、その価値観に合うかどうかで落とせるところは落とす。
狙う先
価値観を持っていてもそれだけでは続けられない。何しろ、業務になると継続するのでアホな業務はやっていられない。
そこで、その業務での本来の狙いと先を2案考えておく。案1は、業務の拠り所は残したままシュリンクして続ける。案2は、案1の根幹の考え方を取り込まずに、組織の価値観に合うToBeを目指す。その際に対外的には案1で参照する拠り所+αを狙うことを目指すとコミットする。
案1は楽しくないし、挑戦もない。案2は挑戦だがマイルストーンがあり、綱渡りだ。クビが飛ぶかもしれない。でも、たぶん、楽しい。
あなたはどちらを選ぶだろうか。
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