合わない上司と仕事をするときの7つのポリシー

エンジニアになってから、こんな奴とは仕事したくないとか顔を見たくもないなんて1度もなかったのにある人事報でどうにも受け入れられないおじさんが上司の立場になったことがある。

先に伝えておくが、合わない上司と無理に仕事を続けなさいなんて言わない。無理をして精神面に影響して体調を崩しかねない。実際、職場の人間関係はエンジニアにとって一番影響する要素だと思っている。だから、仕事が上手く行かなくなるくらいなら異動をさせてもらうか、転職した方がいい。そのくらい重要なことだから、軽く見ないこと。

自分は仕事をする上で、人の好き嫌いでは選り好みをしないでいいことを自分の中では特段の性質だと思っている。好き嫌いというより感覚的に合う合わないという感覚はある。生理的に無理、という奴だ。

ただ、プロジェクトマネージャやマネージャ、もちろん、エンジニアやコンサルの1メンバとしてでも同じだが、他のメンバは自分より優秀な技術を持っているから同じ場所にいるのであり、その技術を必要とするのであれば、自分の生理的な感覚は仕事上において優先する価値はない、と考えている。

もちろん、チームの価値観と合わないのであれば、ご退場願うのはもちろんだが、そうした推進上の障害になる人物でなければチームとしてウェルカムである。

属性的には、同じプロジェクトマネージャだったので、考え方が似ているとぶつかりやすいのだろうと思うことにした。

 件の上司もそれなりに実績があったようで、自分に対する自身は相当の物を持っていたのだろう。

ただ、向こうの対応を感じ取ったところでは、少なくともいい感じで自分のことを見ていないことはよくわかる。

冷たい、認めていない、距離感がある。

そうした感覚が伝わってくる。

でも、それは自分の仕事には関係ない。分掌する担当において、パフォーマンスを出すこと、プロフェッショナルなサービスを提供することが仕事だから、割とどうでもいい話だ。自分は誰に向かっているか。自分のプロフェッショナルなサービスを待っている人に対してのみである。

では、どう対応したか。

大人のコミュニケーション

 差し障りのない、と言ってもいい。過剰にコミュニケーションを取れば、相手だって面倒だと思うだろう。こちらも必要以上に関わらない。

コミュニケーションは自分が不利なエビデンスを残さないように、丁寧に。

それ以上はしない。

ルールを守る

 組織のルール、手続きを守る。期限のあるものは、期限より先に済ませる。余計な目立ち方はしない。

オブジェクト(仕事)だけで会話する

 分掌する仕事だけを話す。上司という人や自分を前に出さない。どうすればいいかというと、主語をオブジェクトにする。

ロジックを作って仕事をする

上司に突っ込まれるスキを作らないためだ。必要があれば、説明する。もちろん、オブジェクトを主語に。

評価は期待しない

 少なくとも上司は好意的に見ていない。だから、その上司が上司である間の評価は期待しない。

時間を無駄にするようなものだ、馬鹿らしいと思うなら、異動を希望するか、転職を考えた方がいい。

幸い、その上司の定年が見えていたのでそこまでは、その上司にだけは仮面のコミュニケーションを演じればいいと思っていた。当時は。

上司の上と仲良くしておく

 プロジェクトを立て直したときの評価を聞いたときの上司の説明でこいつはロクでもない奴だ(自分の選り好みで評価しているという意味)と思ったのだが、その上司は、プラマイゼロの評価だったが『上の役員がプラスの評価だろうというからそうした』と業績評定で言ってきた。

バカである。自分がそう評価した、と言った方が心情は別にしてこちらの感情を変えるチャンスだったのに上司自ら潰したのである。

いいかい、自分の感情を前に出していいときと良くないときがある。得てして、出さないほうが良い時の方が多い。言い換えれば、ポジティブな感情でなければ、仕事の場では引っ込めておくべきだ。

この項目でのポイントは、上司がYESと従わざるを得ない上役と仲良くなっているといいということだ。なんだ、自分には無理だと言わないし思わないこと。何かしら、上司の上に自分の持っているプラスの情報を提供できることはある。

 応援に行っている火消しの概要を話してもいい。関心を持っているのは間違いないし、そうした応援先のマイナスの情報は欲しいのだ(これはこれで闇)。

さっさと次を探す

これが一番。

 

うちの上司は見た目がいい

うちの上司は見た目がいい