業務分析でどの手法を選択するか
どのくらいの頻度があるのかはわからないが、業務分析を行うことはある。
業務分析の業務の範囲を例えばバックオフィス全部ではなく、特定業務に絞れば頻度は増える。
業務分析といってもその分析で得たい結果の候補は、次の項目の全てかいずれかだろう。
- 先行業務
- 制約事項
- 前提条件
- 入力情報
- 処理サイクル
- リードタイム
- 処理単位
- 運用(処理)
- 例外処理
- 事後条件
- 出力情報
- 後続業務
業務を分析するということは前述で処理される業務に何かしら課題があり、それを解消する目的があってか、その業務を知る必要があってのことだろう。
こうした業務分析をどのようなツールで行うかもまた趣味が分かれる。
業務分析とツールで画像検索すると色々と出てくるが、表とフロー図の組み合わせだったり、抽象度の高い図ばかりでこれでは前述の項目を表現しきれない。
単純にspredsheetで表形式を使うか、DFDのような記述を使うか、スイムレーンチャートを使うか、vsmを使うか。
- spredsheetの場合、入力し易い項目もあり、一見使いやすそうだが表現しきれない項目もありそうだ。例えば先行業務や後続業務がそれぞれ複数あったときの表現をどうするかは悩ましい。単純に項目を複数持てばいいというわけではないし、複数行にすればいいというわけでもない。
- DFD(懐かしい)では3階層くらいに分けるとして、その粒度をどう分けるか。階層化するとデータが複数に分散するのでとてもハンドリングが悪い。
- 業務フローとしてスイムレーンチャートは馴染みがあり有力候補であるが、絵にするとフローチャート特有の冗長ぽさと線がクロスし始めると見辛さもある。あと、表示上の限界(ディスプレイや印刷)があるのは辛い。
- vsmだとアイコンや大まかな配置は決めておくとして好きに描けるので、描き方の手本があればいけるのかもしれない。ただ、手描きをするなら写真しか保存方法がない。再利用は画像として割り切れれば一番有用である。
個人的には業務チームも巻き込み易いvsm一択ではある。

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