期待に応えてくれないメンバと共感を作る

数人のエンジニアの方々とカジュアルに話す場にお呼ばれされて、仕事で大切に思っていることや仕事の仕事への思いなどを聴いていた。別に相談を受ける場でも評論する場でもなく、ただ、カジュアルに話す場であったから、それぞれ思い思いに話の流れにませて談笑していた。

今になって思えば、仕事をしながらいつも気にかけていたのだろう。ふと、女性のエンジニアの方からこんな風に切り出された。

 

『チームで仕事をしていると、リーダ役をするので仕事に対してああしたい、こうしたいと思いは自然と強くなるのに、メンバのパフォーマンスは自分の思いと懸け離れてしまう。どうしたら良いと思いますか』

 

他のエンジニアの方がおられるので、そういった個人的な仕事上の悩みを聴いて良いのかとか、人生相談を聴いてあれこれサジェストする場でもないので、さて、どうしようかと数秒間をおく。

 

話したこと

『あなたが仕事に対して真摯に向き合い、どうすれば目標を達成できるかをチームの中で一番考えていることは、受け止められたと思います。でも、それはこうした会話の範囲で、です。あなたは、仕事の目標をどう捉え、何をゴールと捉え、どのように進めようとしているか、あなた自身が思っていることを全てチームメンバに話ことはありますか。話していないなら、一度話してみてはどうでしょうか。もし、話をしていたら、もう一度話してみてはいかがでしょうか』

 

考え方

『人は、集団で活動すると自分の責務に影響を及ぼす仲間に対して、好ましい期待を抱くようになる。この期待は、自分自身だけしか知っているものはいない。であるから、自分にとって好ましい期待を持っていたら、自分から期待する相手に対して期待が実現するまで言い続けなければならない』

 

感じ方

『チームで活動をするために役割分担をする。ブログでは何度か書いてきたとおり、役割を分担することで、自分の担当していないことについて自分の都合に合わせてパフォーマンスを発揮して欲しいと考えるのは自然である。ただ、そうした思いは自分自身の内面で持っているものであることを理解する必要がある』

 

行動したこと

『次のチームのミーティングで自分の思いを説明し、メンバに対する期待を伝える。伝わらなければ伝わるまで繰り返し伝える』

 

 

 

期待以上に人を動かす伝え方

期待以上に人を動かす伝え方

 
才能に頼らない文章術

才能に頼らない文章術